AIで企業を支える新展開
最近、株式会社IVRy(本社:東京都港区)が、京葉銀行(本店:千葉県千葉市)と業務提携を開始したことが話題を呼んでいます。これにより、千葉県内の企業における人手不足問題の解消を目指す新たな取り組みがスタートしました。
IVRyが提供する対話型音声AI SaaS「アイブリー」は、電話応答の分岐設定を自由に行うことができ、AIによる自動応答や予約代行、録音、文字起こし、AI要約、SMS送信、顧客管理(CRM)、さらにはLINEやチャットツールへの着信通知など、数多くの機能を備えています。これへのアクセスが可能になることで、企業の業務効率化が促進されると期待されています。
業務提携の背景
2024年には日本商工会議所と東京商工会議所が行った調査によると、中小企業の60%以上が「人手不足」と回答しています。特に深刻な業種では、70%を超える企業が「事業運営に深刻な影響がある」との意見を寄せています。このような背景から、業務の効率化や自動化が強く求められているのです。
IVRyは京葉銀行と手を組むことにより、「アイブリー」の良さを中小企業へと広める役割を担います。これにより、難しいと思われるAIの導入が手軽になり、企業の競争力が向上することに繋がるでしょう。
信頼性の高いAI技術
「アイブリー」は、月額2,980円から利用でき、24時間365日稼働するAIが電話応答を自動化することで、業務の効率を上げ、顧客体験も向上させます。通話内容は自動で文字起こし・要約・分析され、FAQの自動生成や意図分類、KPIのモニタリングまで行います。さらに、SalesforceなどのCRMと連携することで、データ活用も容易になります。
このAIは、業務自動化の際に誤情報を返さないという高い信頼性を持っており、オートコールと有人対応のハイブリッド運用も可能です。通話データを起点にした継続的な業務改善は、データドリブンな意思決定の支援にも寄与します。
幅広い導入実績
すでにIVRyは大企業から中小企業まで、国内47都道府県と96業界以上に導入されています。導入アカウントは累計で40,000件を超え、着電数も6,000万件を超えています。この実績も、AIの運用が企業にとってどれほど価値のあるものなのかを物語っています。
今後の展望
IVRyは、今後もAI技術の活用を拡大し、多角的なソリューションの提供を通じて、人手不足やカスタマーハラスメント(カスハラ)などの問題の解決に寄与します。さらに、日本全体の生産性向上と業務効率化を推進していく方針です。
この度の業務提携は、京葉銀行の中期経営計画における「オンリーワンの課題解決型営業」に沿ったもので、地域全体の価値創造にも貢献する取り組みとなります。千葉の企業はもちろん、地域の発展に寄与する新たな試みとして、今後の進捗に注目です。
さらに情報を得るには
この業務提携の詳細やIVRyのサービスについては、公式ウェブサイトを通じて確認できます。特に、最新の導入事例や利用イメージ動画が公開されているので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。各種採用情報も掲載されていますので、新たな人材を求める方にもチェックしていただければと思います。