印西市教育委員会が取り組むAI教育
印西市では、教育委員会が中心となり、小中学校向けに「生成AI導入授業パッケージ」と「生成AIハンドブック」を作成しました。これらの教材は、将来の学びや社会生活において、子どもたちがAIを身近に感じることを目的としていますが、その本質は「AIに頼る」のではなく、「AIと考える」力を育むことにあります。
なぜ生成AIが必要なのか?
近年、生成AIは急速に進化し、日常生活の一部となりつつあります。しかし、AIの出力を無条件に受け入れる使い方では、思考力や判断力が養われにくいのが現実です。そのため、市教育委員会では、単にAIを利用するのではなく、子どもたちが自ら問いを持ち、情報を確認して、根拠に基づいて判断を下す力を育てることが重要と考えています。
先行実践を基にした教材作成
令和5年度から、市内の先行実践校と連携し、特定非営利活動法人みんなのコードの協力を得ながら、生成AIをどのように教育に活用できるかについて研究を進めてきました。授業では、文章生成AIや画像認識AIを取り入れ、児童生徒がAIの仕組みを体験的に学ぶ機会を創出しています。また、文部科学省が指定した「生成AIパイロット校事業」の指定を受けて、安全かつ効果的な生成AI利用の研究も進めています。
授業パッケージの内容
作成された「生成AI導入授業パッケージ」は、指導案、授業スライド、ワークシートを一体化して整備されています。令和8年4月からは各学校への導入が進む予定です。具体的な授業内容は以下の通りです:
- - 小学校中学年向け「AIとなかよくなろう」(全4時間)
- - 小学校高学年向け「AIをかしこく使おう」(全4時間)
- - 中学校向け「AIとは何だろう」(全2時間)
授業では、文章生成AIだけでなく画像認識AIも扱い、プログラミングで学んできた内容との共通点や相違点にも触れ、AIの機能や特徴を総合的に理解できるよう工夫されています。
生徒用ハンドブックの特徴
併せて作成された「児童生徒用生成AIハンドブック」では、生成AIの使用方法に関するルールや注意点を分かりやすく整理しています。具体的には、AIが得意なこと、不得意なこと、プロンプト(指示文)作成のポイントや、出力された情報をそのまま信じずに確認する重要性について詳しく解説しています。
生成AIは学びの伴走者
教育委員会は、生成AIを単なる「答えを出すツール」として捉えるのではなく、子どもたちが問いを立て、自らの考えを深めるための「学びの伴走者」として活用していくことを目指しています。今後、各学校での実践から得られた成果や課題を踏まえ、授業や校務の改善に繋げる計画です。また、校務における生成AIの利用に際しては、個人情報や機密情報の保護にも十分配慮し、教職員の業務負担軽減を図っています。
印西市教育委員会のこの取り組みは、教育の質向上だけでなく、子どもたちが充実した学びを得るための新たなステップとなることでしょう。興味のある方は、千葉県印西市教育委員会 教育DX推進室(TEL: 0476-33-4692)へご連絡ください。さらに詳細な資料については、
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