小児がんを乗り越えた子どもたちの特別な日
兵庫県明石市で、夢が実現する素晴らしいイベントが開催されました。株式会社イオンファンタジー主催の「ララゆめ~ララちゃんが夢をおてつだいします!」が、小児がんと闘う子どもたちのために行われました。今回、特に感動的だったのが、入院中に仲間として支え合った子どもたちが集まり、自分たちの「お菓子の家」を完成させる特別な一日です。
辛い時間を共に過ごした仲間との絆
主人公のゆいちゃん(5歳)は、急性リンパ性白血病で1年間の入院生活を経て、同じ病棟で闘病していたお友だちと夢を実現させることができました。彼女は「たくさん強いお薬とか注射を頑張ったから、一緒に入院を頑張ったお友達とお菓子のお家を作りたい」という思いで、このプロジェクトに参加しました。
日を重ねるごとに、お友だちへの感謝の気持ちが強くなり、その気持ちを形にすることができたのです。この企画は、ジャパンハートの医療者が付き添うという環境が整えられており、子どもたちが安心して楽しむことができました。
色とりどりの「お菓子の家」が完成!
イベント当日、ゆいちゃんをはじめとした合計9人の子どもたちが集まりました。彼らは、ウエハースの壁、クッキーの屋根、チョコレートの窓を使って、みんなで協力しながら世界に一つだけのお菓子の家を造り上げました。その様子は、笑い声と興奮に包まれ、「にじのまち」と名付けられたお菓子の家が無事に完成しました。
子どもたちは、食事制限を乗り越えて、この特別な日には好きなだけお菓子を楽しむことができ、夢のように甘い時間を過ごしました。初めて好きなものをたくさん食べることができた彼らの笑顔は何よりの宝物となり、会場は感動に満ち溢れました。
参加者の心温まるコメント
ゆいちゃんは、お菓子の家を作る際の楽しさと、完成した時の喜びを語りました。「お友だちのみんなと一緒のがすっごく楽しかったです!また遊びたいです。」と話すゆいちゃんの言葉が印象的でした。
そして、彼女のお母様は、入院中の辛い思い出と、今日こうして友達と楽しい時間を過ごせたことへの感謝の気持ちを表しました。「こんな素敵な日が訪れることを、2年前の自分に伝えたいです。」と涙ながらにコメントされました。
更に、ジャパンハートの理事長である吉岡春菜さんも、この日の様子を見て、「子どもたちが笑顔で分かち合う姿を見ると、この活動の意義を改めて感じます。」と語り、大きな意義を持ったイベントだったと強調されました。
詳しい情報と今後の展望
今回のイベントは、非常に多くの人々の支えによって実現しました。今後、ゆいちゃんの夢の様子は公式サイトやSNSでも公開されます。ぜひチェックして、彼女たちの特別な日をお祝いしましょう。
「ララゆめ」とは、夢を持つことの重要性を広めるために2003年から始まったイオンファンタジーの社会貢献活動です。これからも多くの夢が実現することを願っています。