「パラ旅DAY」成田ゆめ牧場でつながる新たな旅のかたち
2025年11月16日、千葉県成田市の成田ゆめ牧場で、障がいのある方と学生ボランティアが共に旅を楽しむ「パラ旅応援団 パラ旅DAY ~成田ゆめ牧場11月編~」が開催されます。このイベントは、NPO法人おりがみが主催し、障がいのある人と学生が一緒に交流し、素敵な思い出を作る新しい形の旅を提案します。
概要と背景
このイベントは、観光庁の資料に基づくと、障がいのある方が訪れる観光地が増えることで、年間564万回分の新たな観光需要が生まれる可能性があることを受けて立ち上げられました。現状、障がいがある方の外出は、通院や買い物等の「用事」が主であり、自由に楽しむ時間が少ないのが実情です。
「パラ旅応援団」では、この状況を打開するために、学生ボランティアと共に観光地に出かけ、体験を通して学ぶユニバーサルツーリズムを提唱します。イベントに参加することで、地域の観光地が身体的な配慮を学び、障がいのある方も安心して外出できる環境が整います。
イベントの特色とプログラム
本企画は、約300名の参加者が集まり、様々なプログラムを通じて一緒に体験を重ねます。音楽ライブや、牧場内のアクティビティ、共有する昼食など、どのタイミングでも参加者同士が交流することができる特徴を持っています。
- - パラ旅 with ミュージック: 音楽プロデューサーやバイオリニストによる生演奏の他、地域の高校ダンス部のパフォーマンスも予定されています。
- - グループ行動: 動物とのふれあいやアーチェリー体験など、普段なかなかできない体験に挑戦します。
- - ユニバーサルお昼ごはん: 障がいの有無に関わらず、同じ料理を楽しむことに配慮した食事メニューが用意されます。
これらのプログラムでは、参加者が自身の意見を持ち、話し合うことを大切にしています。「やってみたいこと」を選ぶ機会を提供することで、一人ひとりが自分らしく楽しむことができます。
交流の重要性
参加者は、支援しあう立場を超え、共に過ごす仲間として“応援の旅”を共創します。「どこへ行くか」よりも「誰と行くか」を重要視し、参加者全員がその旅の一部となります。これにより、障がいのある方の外出意欲や地域への貢献を育むことができるのです。
今後の展望
「パラ旅応援団」は、成田での成功を基に2026年度以降も各地でのイベントを予定しており、地域の皆さんと共にコミュニティの一部として活躍していく意向です。障がいのある方が気軽に旅を楽しむことができる社会の実現に向けて、引き続き努力し続けます。
ご参加方法
興味がある方は、ぜひ2025年11月16日に成田ゆめ牧場へお越しください。すべての人々が一緒に楽しむことのできるユニバーサルツーリズムの輪が広がることを期待しています。
詳細な情報は、NPO法人おりがみの公式サイトまたは「パラ旅応援団」公式サイトをご覧ください。
体験や感動を共有し、ひとつの“応援の輪”をともに広げていきましょう!