焼鳥屋「鳥貴族」が始める新たな取り組み
全国に661店舗を展開する焼鳥屋「鳥貴族」が、2023年8月1日から新たに「mottECO(モッテコ)」という食べ残しのお持ち帰りサービスを開始しました。これは、店舗で食べきれなかった料理を環境省の推奨する「食品ロス削減」の一環としてお客様にお持ち帰りしてもらうことを目的とした取り組みです。
mottECO(モッテコ)とは?
「mottECO」は「もっとエコ」「持って帰ろう」という意味を込めて名付けられました。お客様が自己責任のもと、食べ残した料理を持ち帰ることができるシステムです。焼鳥の串やサイドメニューなど、好きなものをお持ち帰りできますが、非加熱商品やトリキ晩餐会での食べ残しは対象外となっています。お持ち帰りには無料の袋が提供され、希望に応じて有料の容器も選ぶことができます。
環境への配慮と寄付活動
さらに、鳥貴族は昨年から継続している公益社団法人国土緑化推進機構「緑の募金」への寄付も行っています。この活動は国内の竹林の整備を支援するもので、焼鳥に使用される竹串の材料の調達に関わる重要な取り組みです。日本国内では竹材の生産が減少し、放置された竹林が増えているため、適切な整備が求められています。鳥貴族は焼鳥の売上の一部を寄付し、森林保護や新たな森づくりの活動を応援しています。
鳥貴族と国産食材
「鳥貴族」では、すべての焼鳥に国産鶏肉を使用し、食材の国産化を進めています。2016年からは使用する食材を100%国産にすることを実現しました。名物の「貴族焼き」は圧倒的な人気を誇り、多くの顧客に愛されています。子供から大人まで皆にお楽しみいただけるよう、今年度もSDGsに基づく取り組みをより一層強化し、地域社会に貢献しています。
まとめ
焼鳥屋「鳥貴族」の「mottECO」や、「緑の募金」への寄付は、単に美味しい料理を提供するだけでなく、社会的責任を果たす重要な活動です。食べ残しを持ち帰ることで食品ロスを減らし、環境意識を高めるこのサービスは、今後多くの飲食店にも影響を与えることでしょう。お客様は、美味しい焼鳥を楽しみながら、地球環境にも優しい選択ができるのです。このような取り組みに参加することで、私たちも未来のための一歩を踏み出すことができるのです。