ルワンダと静岡の防災
2026-08-30 18:01:14

静岡からルワンダへ、防災カルタが繋ぐ命を守る教育の新たな旅路

静岡からルワンダへ、防災カルタが繋ぐ命を守る教育の新たな旅路



特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトは、静岡で生まれた「PEACE 防災カルタ」を用いて、ルワンダ共和国のMiyove地区に防災教育を実施しました。この活動は、静岡県の高校生や市民が協力して製作したもので、自然災害に対する知識や意識を高めることが目的です。

防災カルタが繋ぐ国際的な学び



本プロジェクトは、ふじのくに未来財団「静岡トヨタ自動車 ハイブリッド基金」の支援を受けており、2026年8月11日にルワンダで実施されました。このカルタは2026年夏に静岡県で開催された「PEACE 防災カルタ2026」の一環として創られました。当日のイベントには、日本を始めとした多国籍の高校生や地域住民が参加し、共同でカルタを作成しました。

3週間後、このカルタはルワンダへ渡り、現地の子どもたちや大人たちが災害時の行動を学ぶ教材として利用されました。この取り組みは、地域の防災活動が国際的な学び合いのモデルとして広がった初めての実践となります。

ルワンダの自然と防災課題



「千の丘の国」とも称されるルワンダは、美しい自然環境の中で急な斜面や強い雨による洪水、地滑りといった災害のリスクに直面しています。特に豪雨が発生すると、土砂災害や洪水が頻発し、住居や農地、公共インフラが大きな被害を受けることが報告されています。

2023年には、豪雨による災害で131名の命が失われ、避難を余儀なくされた人は1万8千人を超えました。これらの災害は、教育や医療、交通といった地域社会の基盤に重大な影響を及ぼすため、地域における防災意識を高めることが急務となっています。

カルタを通じた対話の促進



Miyove地区での授業では、静岡県からの参加者と地元の住民が集まり、防災カルタを用いて「命を守る行動」を考えました。カルタに描かれた内容を基に、どのように備えるべきかをグループで話し合い、それぞれの地域特性を踏まえた防災策を模索しました。このように、カルタは一方的な教材ではなく、参加者同士の対話を促進する有効なツールとして機能しました。

日本とルワンダの経験を活かす



このプロジェクトの重要な点は、日本からルワンダへ一方的に知識を伝えるのではなく、双方の経験を活かした「学び合い」が進められたことです。ルワンダ特有の地形や気候、実際の災害経験を踏まえた対話が行われ、地域に必要な防災対策について意見を交わしました。

中村雄一代表はこのようにコメントしています。「日本の知恵がルワンダの命を守り、ルワンダの経験が日本の防災を強める。この循環が災害に強い地域を形成するのです。」

まとめ



今後も、なかよし学園はルワンダでの教訓や反応を基に、次なる地域への防災教育へと繋げていく予定です。静岡から始まったこの取り組みは、国境を越えて未来の命を守る力を育む新たなモデルとなるでしょう。私たちの防災知識が国際的に共有され、共により良い未来を築くための第一歩となることを期待し、活動を続けていきます。


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