株式会社Liberaware(千葉県千葉市、代表取締役 閔 弘圭)は、韓国ソウルを拠点とするドローン・ロボット関連企業ALUX Co., Ltd.と業務提携に関する覚書を締結したことを発表しました。この提携により、両社は共同で製品開発を行い、事業拡大を目指すことになります。
Liberawareは屋内狭小空間点検ドローン「IBIS2」を中心としたインフラ点検・保守ソリューションを提供しており、高い技術力を持っています。一方で、ALUXは2015年に設立された企業で、ドローンやロボットの開発・製造に注力しています。ALUXは、CESイノベーションアワードを受賞するなど、革新的な技術で知られています。2024年11月にはKOSDAQに上場する計画で、韓国国内でも高い実績を誇ります。
この業務提携は、双方が持つ強みを結集し、アジア市場でのビジネスチャンスを拡大することを目的としています。具体的には、製品情報の共有、共同プロモーションおよび研究開発の分野で連携を強化していく方針です。また、Liberawareの「IBIS2」とALUXの技術や販売網を組み合わせることで、両国での製品展開と新たな製品共同開発が実現する見込みです。
ALUXについて詳しく見てみると、同社はドローンを中心にAI技術を活かした製品を開発しており、特に教育市場においても成果を上げています。自社で設計・製造するフライトコントローラ(FC)、センサー、およびモーターを使ったドローン製品は、年に15万台以上が供給されています。また、アメリカや日本、東南アジアに向けた輸出も行い、契約額は500万ドルを超える実績を持ちます。
一方で、Liberawareも特に狭くて暗い危険な環境に特化したドローンを開発しており、インフラ点検において他社との差別化が図られています。顧客からのニーズに応えるべく、ドローンから得たデータを解析するデジタルツイン事業も展開しています。
今後は、両社の協力によって開発される製品群が期待されると共に、業務提携により共に成長していく姿勢を打ち出しています。この提携が両社だけでなく、アジア地域全体に受け入れられ、新たな産業の成長につながることを期待したいところです。
2024年以降、両社からの続報にも注目です。新たなドローン技術の進化と、それに伴う市場動向に注目が集まる中、LiberawareとALUXがどのような独自の提案を行うのか、一層の関心が寄せられることでしょう。