市原市、新しいごみ回収システムを導入
千葉県市原市では、2025年10月から小型充電式電池を含む廃棄物の回収を開始します。これは、市民の生活を便利にしながら、同時に火災事故の予防を狙った取り組みです。市民にとって、身近なごみステーションでリチウム蓄電池等の小型充電式電池を手軽に処理できることは、大きなメリットとなるでしょう。
現在のごみ処理状況と新システムの変更
これまで、市原市では一般社団法人JBRCの会員企業が製造した小型充電式電池については、指定されたJBRC協力店に設置された回収ボックスでの回収が行われてきました。しかし、他の製品や膨張した電池については、問い合わせの上でのごみステーションでの回収や、福増クリーンセンターへの直接搬入が必要でした。
これに対し、2025年10月以降は、JBRC会員の製品はもちろん、様々な小型充電式電池を市のごみステーションで手軽に回収できるように変更されます。回収ボックスが整備されることにより、利便性が向上し、市民はより簡単にリサイクルを行えるようになります。
電池回収の具体的な手順
新しい取り組みによって、市民は小型充電式電池を「燃やさないごみの日」にごみステーションに出すことができます。具体的な手順は以下の通りです:
1.
電池を使い切る: まず、回収する電池は完全に使用済みであることを確認してください。
2.
絶縁処理: 端子部分やケーブルの差込口にテープを貼って、電池が短絡しないように絶縁します。
3.
袋に入れる: 市指定のごみ袋ではなく、透明な袋に入れます。
4.
出す場所: 他のごみと約1メートル離して、普段利用するごみステーションに出していただきます。
回収対象と回収できないもの
この回収制度では、小型充電式電池単体や、その電池が取り外せない製品が対象になります。具体的には、スマートフォンやモバイルバッテリー、加熱式タバコ、電気かみそり、ハンディファン、ワイヤレスイヤホン、ゲーム機、電動歯ブラシ、音楽プレーヤーなどが該当します。
しかし、いくつかのアイテムについては回収できませんのでご注意ください。災害用ポータブルバッテリーなど、1辺が30cmを超えるものやAC出力端子がついているもの、自動車用・オートバイ用バッテリー、パソコン本体などは対象外です。
まとめ
市原市が導入する今回の小型充電式電池の回収制度は、廃棄物処理の利便性や安全性を飛躍的に向上させる取り組みです。この新システムにより、市民一人ひとりが環境への配慮を持って行動できるきっかけとなるでしょう。
詳細については、
市原市の公式ウェブサイトをぜひご覧ください。