「Monochrome―市原市収蔵作品展―」が魅せる白と黒の美
千葉県市原市にて、特別な美術作品の展示が行われる、その名も「Monochrome―市原市収蔵作品展―」。市原市の文化を支えるゆかりの作家たちによる作品を中心に、これまで約730点もの美術品が収蔵されています。本展では、黒と白をテーマにした洗練された作品群が紹介され、訪れるものを魅了します。
展示内容の概要
本展では、展示される作品は主に、銅版画、日本画、書、そして陶芸と多岐にわたります。数多の作品の中から、特に選りすぐりの17点がピックアップされ、新たに陶芸作品も1点加わります。どの作品も、モノクロで表現された世界が特別な魅力を放っています。
特別展示と深沢幸雄氏の貢献
また、この展覧会では特筆すべき点がもう一つあります。それは、名誉市民である銅版画家・深沢幸雄氏が市に寄贈した作品群の一部が初公開されるということです。胡子修司氏による銅版画集『緑』からなる全6点の作品が展示され、その中には「かげろう」や「プール」といった、緻密なモノクロ画が並びます。拡大鏡を使った鑑賞方法もあり、作品の細部までじっくり堪能できる展示構成となっています。
開催概要
この特別展の開催期間は、12月2日(火)から12月21日(日)までで、8日(月)と15日(月)は休館日です。開館時間は平日は10時から17時まで、土・祝前日は9時30分から19時、日・祝日は9時30分から18時の間にご覧いただけます。
会場は、市原湖畔美術館内の多目的ホール(市原市不入75-1)で行われます。観覧は無料ですが、美術館の他の企画展や常設展を観覧する場合には別途入館料が必要となります。
展示作品の一部
本展では、次のような作品が展示予定です:
- - 古城江観「霧の香港」(1925)
- - 大浦掬水「濤声」(1987)
- - 鈴木三成「青磁大壺」(2005)
- - 胡子修司銅版画集「緑」(1988)より全6作品
- - 中台青陵「明達」(1971)
これらの作品は、異なるアーティストの視点から描かれたものばかりで、観覧者に多様な感性を提供します。特に、大浦の「濤声」と鈴木の「青磁 大壺」は、その存在感が際立つ作品と言えるでしょう。
さいごに
美術作品に触れる貴重な機会を提供してくれる「Monochrome―市原市収蔵作品展―」。市原市の豊かなアート文化を体験するために、ぜひご訪問ください。どの作品があなたの心に響くのか、ぜひご自身の目で確かめてみてはいかがでしょうか。詳細は公式ウェブサイトをご覧ください。