岡山大学が示す新たな人事基本方針
岡山大学は、2025年8月19日に定例記者発表を行い、研究業績の評価に関する新たな人事基本方針の2を公表しました。この方針は特に研究大学としての役割を強化し、教員の評価の透明性を高めることを目的としています。
研究業績の評価を明確に
この新しい人事基本方針では、文部科学省の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」における指標を利用し、研究業績を評価する仕組みを導入します。以前は研究の評価が主観的であった部分を精緻化し、定量的かつ客観的な指標を用いて評価を実施する計画です。この方向性は、研究の質を向上させるだけでなく、教員の公募や昇進時においても、より公平な評価が行われることを期待されています。
ピアレビューを活用した総合評価
岡山大学では、単一の指標に依存するのではなく、複数の指標による評価体制を構築します。また、ピアレビューを導入することで、研究業績が総合的に評価される仕組みも整えていく予定です。この取り組みにより、最近の研究成果やアクティビティに基づいた評価が行われ、実際に成果を出し続けている教員が適切に評価されることが期待されます。
研究促進に向けた積極的な一歩
これまでの岡山大学の人事評価は、申請者の主観で語られる傾向がありましたが、指標を用いることで、より客観的かつ透明性の高い評価が実現します。さらには、若手研究者が自身のキャリアを描くうえでの明確な指針が提供されることになります。この方針は、岡山大学として「当たり前」を追求し、さらに進化した研究環境を提供する一環として位置づけられています。
学長の決意
那須保友学長は、「当たり前のことを当たり前に実施する」ことが研究大学としての責務であると強調し、今後も地域社会と連携しながら、岡山大学の挑戦を推進していく姿勢を示しています。また、彼はこの新たな取り組みが、岡山大学の研究分野の強みをより明確にし、社会に貢献する一助になると信じています。
さらなる展望
岡山大学の人事基本方針に基づき、令和7年12月頃までに各部局における評価指標や基準の検討が進められ、令和8年度から新たな体制が実施される見込みです。この新体制により、公募時に具体的な指標を提示することで、応募者が事前に自身の適合度を確認できるようになり、より公正な競争環境が整うことが期待されます。
岡山大学は、研究の質向上に向けて地域中核・特色ある研究大学としてさらなる努力を重ね、地域に対する責任を果たしていく所存です。岡山大学の今後の取り組みから目が離せません。