『コンビニ兄弟テンダネス』が本屋大賞受賞！町田そのこさんの最新作が話題沸騰中

本屋大賞を受賞した『コンビニ兄弟テンダネス』

2023年に町田そのこ氏の『コンビニ兄弟テンダネス門司港こがね村店』が、本屋大賞×JR西日本 presents「第2回ほな西へいこか本大賞」を受賞しました。この賞は、関西・北陸・せとうち・山陰・九州の旅行意欲をかき立てる文学作品を選ぶもので、著者の町田氏はその受賞を喜びと共に「旅を豊かにする物語を書き続けたい」と述べています。

現在の人気とメディア展開

本作は、特に九州地方に展開しているコンビニチェーン「テンダネス」を舞台にしています。このコンビニの名物店である「門司港こがね村店」では、パート店員の日々が描かれています。主人公は、魅力的で人を惹きつけるフェロモンを持つ魔性の店長・志波三彦を観察しつつ、個性的な常連客や悩みを抱えた人々との日常を楽しむという内容です。心温まるストーリーは、多くの読者の心を掴んでいます。

さらに、2026年の春にはNHK総合でドラマ化される予定で、これからの展開が楽しみです。加えて、バンチKaiにおいても、漫画版の連載が始まるなど、メディアミックス展開が進行中です。多角的なコンテンツ展開が注目を集めています。

作家の思い

町田そのこ氏は1980年に福岡県で生まれ、数々の文学賞を受賞しながらキャリアを築いてきました。特に、2021年には『52ヘルツのクジラたち』が本屋大賞を受賞し、多くの読者に愛されています。彼女の書く物語は、旅行をテーマにしたものが多く、読むことで実際に旅行に出かけたくなる気持ちを引き出す力があります。受賞のコメントの中でも、物語が旅を楽しいものにすることへの思いが強く表現されており、今後も彼女の作品から目が離せません。