竹のぬくもり、世界へ
2025-11-19 13:09:40

三島竹島の竹けん玉と大名筍が世界へとつなぐ未来の架け橋

新たな未来へ、三島竹島の子どもたちの挑戦



鹿児島県に位置する三島竹島は、小さな離島ながらも、子どもたちの大きな夢が形になっています。本島の三島竹島学園では、特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトの支援を受けて、2025年に行う「世界とつながる学び」講演会の一環として、竹けん玉と大名筍を使った新たな取り組みがスタートしました。

世界を知るきっかけ



今年の7月、三島竹島学園で行われた初回講演会では、世界の現状について学ぶ機会が設けられました。この講演を受けて、子どもたちは「今、自分たちにできること」を考え、竹けん玉やハマギギョーザ、そして名産の大名筍を使ったプロジェクトを展開しました。これらの作品は、シリアとルワンダに届けられ、現地の教育や食の支援に役立てられることになりました。これはまさに、子どもたちの思いが詰まった「未来の架け橋教材」と言えるでしょう。

教材がつなぐ心



11月15日に行われたフィードバック講演会では、現地に送られた教材がどのように使用されたかを児童に伝える様子が見受けられました。シリアでは、14年間続いた内戦が終わり、和解のプロセスが始まった中、アレッポ大学の学生たちが竹けん玉を使った授業を行い、「日本のおもちゃからクリエイティビティを感じられる」と感動していました。

一方、ルワンダでは、竹けん玉が「日本のお友達からのプレゼント」として紹介され、子どもたちが幸せな笑顔を交えながら遊んでいました。ここでの反応は、「遠い国にも自分たちを思ってくれる友達がいる」との実感をもたらしました。

さらに、大名筍は食育教材としても大きな役割を果たしました。現地ではあまり馴染みのない食材だったため、初めての料理として食べられ、「飢餓の問題について考えるきっかけ」にもなったのです。

食を通した繋がり



「ハマギギョーザ」は、島の自生植物を活用した独自の料理ですが、ルワンダに届けられた際には、現地で心温まる料理として振る舞われました。子どもたちや虐殺の生き残りの方々は、「こんなにおいしい料理が、日本の仲間から届いた」と感動し、笑顔が広がりました。この経験は、食を通して平和や共生の大切さについて考える貴重な時間となりました。

つながる力と子どもたちの声



講演会では、シリアやルワンダからの手紙や画像が紹介され、子どもたちはそのメッセージを心に留めました。「自分たちが届けたもので、世界の片隅にいる人たちを支える力になれた」と実感し、「僕たちがHEROになれた」と嬉しさを語ってくれる声もありました。

こうした活動を通して、島の子どもたちは自分たちの暮らしが他者にどう影響を与えるのかを体感し、地域全体が一つになる大切さを学びました。

島の宝を未来へ



三島竹島学園では、今後さらに大名筍を活用した「豚味噌」の開発に取り組み、教育プログラムの一環で、海外活動にも活かす計画を進めています。これにより、竹けん玉やハマギギョーザに加え、食を通じた教育の幅を広げることが期待されています。

小さな島から大きな未来を



三島竹島学園は、地域の特産品を生かした取り組みを通じて、子どもたちに平和の重要性を理解させ、「小さなHERO」としての自覚を促しています。このプロジェクトは、世界中の人とつながり、それぞれの未来をより良くするための一歩を踏み出す貴重な機会となっています。

鹿児島県三島村・竹島の子どもたちが、今後も新たな挑戦を続け、世界に向かって大きく羽ばたくことを期待しています。


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