ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、廃食油を用いた新たな挑戦
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は、環境問題に配慮した取り組み「循環型社会推進プロジェクト」を進めており、新たに廃食油を100%活用した“グリーン・ストリート・イルミネーション”をスタートさせます。このイルミネーションは、パーク内のレストランで使用したポテトの揚げ油などの廃食油から作られたバイオディーゼル燃料を全量利用しています。
イルミネーションの点灯は2025年11月18日より開始され、冬のシーズナルイベント「ユニバーサル・クリスマス・ジョイ」に合わせて、毎年恒例の夜間のライトアップとして通年行われます。USJでは、2024年11月22日から、バイオディーゼル燃料の5%混合軽油をアトラクション「ジョーズ」のボートエンジン燃料として使用開始しましたが、今回は100%のバイオディーゼル燃料を使用するという新しい試みとなります。
循環型社会プロジェクトの概要
このプロジェクトは、CSRスローガン「LOVE HAS NO LIMIT」に基づき、限られた資源を有効活用して環境負荷の軽減を目指しています。パーク内の28あるレストランで使用された廃食油は、不純物を取り除かれ、約80%がバイオディーゼル燃料として生まれ変わるのです。このようにして再利用可能な資源を積極的に活用し、持続可能な社会を目指して取り組んでいます。
環境への配慮:生ゴミやアップサイクルバッグ
さらに、USJでは生ゴミを粉砕・脱水し、液肥としての活用も行っています。廃棄物を減らし、有効活用を進めることで、パーク内の植栽用肥料として生まれ変わるのです。また、工事シートのアップサイクルバッグの開発も行われており、役目を終えたシートを無駄にせず、有効活用しています。これらの取り組みを通じて、少しずつですが、パーク内の循環型社会の実現を目指しています。
「LOVE HAS NO LIMIT」の精神
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、CSR活動のスローガン「LOVE HAS NO LIMIT」に基づき、地域貢献や環境問題に取り組んでいます。このような活動が、子どもたちの笑顔あふれる未来につながると信じています。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、ただのエンターテイメントの提供だけではなく、社会全体への貢献を目指しています。
これからもユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、エンターテイメントの力を活かしながら、環境に配慮した取り組みを進めていくことでしょう。常に新しい体験を提供しつつ、持続可能な未来に向けた努力を続ける姿勢に、多くの注目が集まることは間違いありません。世界最高のエンターテイメントとともに、環境への思いやりを感じることができるユニバーサル・スタジオ・ジャパンに、ぜひ訪れてみてください。