言葉の壁を越える新法人
2025-08-15 12:33:27

千葉柏市で設立された新法人が言葉を越えたコミュニケーションを推進

一般社団法人つつつつつの設立背景と活動内容



2025年7月17日、世界絵文字デーに、千葉県柏市で一般社団法人つつつつつが設立されました。この団体は、言語の壁を超えたコミュニケーションを推進し、より多くの人々が共感できる社会を目指します。いわゆる「HELP YOU PROJECT」としての活動は、2020年2月に始まり、このプロジェクトの成果を基にして法人化に至りました。

設立の理念とミッション


代表理事の古山正裕氏のもと、つつつつつは「いろんな『つ』が集まり、関わりあって社会がより良く巡っていく」を使命としています。その具体的な活動の柱は以下の5つの“つ”です。
  • - つつく — 社会の問題や日常の違和感に優しく問いかける
  • - つたえる — 想いを相手に確実に伝える手段を提供する
  • - つたわる — 相手に理解や共感を生む
  • - つながる — 関わり合いを持ち、関係を深める
  • - つづく — 活動の持続性を確保し、新たな動きを生む

このミッションに従って、つつつつつは医療や教育、企業、地域社会など、様々な場面における多文化共生と創造的な対話の実現を目指します。

主なプロジェクト


医療の指さし会話帳『HELP YOU』


医療現場で必要な意思疎通を助けるため、130以上のイラストとピクトグラムを用いたコミュニケーションブックを開発しました。このツールは全国800以上の医療機関で利用されており、英語や中国語、やさしい日本語の3つの言語バージョンが提供されています。

医療機関検索アプリ『みっけ』


外国人にも使いやすい医療機関を簡単に検索できるこのアプリは、20の診療科目から絞り込むことが可能で、特に新潟県や静岡県浜松エリアに216施設を登録しています。これにより、外国の方々の医療機関へのアクセスがスムーズになります。

非言語ワークショップ『ことばのほぐし』


異なる言語の人々が非言語で意思疎通を行うワークショップを提供しています。イラストやジェスチャーを活用したプログラムは、様々な場面での交流を深める助けとなっています。このような活動は、まちづくりや企業内の人材育成においても活用されています。

設立への思い


設立当初、古山代表は、多くの人々と出会い、共に活動することで困難な状況を乗り越えてきた経験を語ります。「お節介ではなく、思いやりのある活動を通じて、社会的課題を解決していきたい」との強い思いが感じられます。また、理事の迫一成氏や五十嵐奈穂子氏も、各自の経験を背景に多文化共生の重要性を訴えています。

応援メッセージ


設立にあたっては、多くの著名人や団体からの応援メッセージも寄せられています。翻訳家のアンドレ・ピント・テイシェイラ氏は、「このプロジェクトは文化や言語の壁を越えた人とのつながりを築く架け橋になるでしょう」と期待を寄せました。また、デザイナーの石丸英宜氏は、「非言語の活動が多くの気づきをもたらす」と述べています。

まとめ


一般社団法人つつつつつは、言語の壁を超えたコミュニケーションを目指し、医療や教育、地域社会での多文化共生を実現するための様々な活動を展開しています。今後、この法人がどのような影響を社会に与えるのか、ますます注目が集まります。


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