鉄道業界を変える!新たな3Dモデリング教育プログラム
2026年5月26日、JRグループの4社が共同で開発した「鉄道版3Dモデリング実践プログラム」のデモ教材受付が開始されました。このプログラムは、鉄道業界の現場で必要とされる3Dモデリング教育を行うもので、CAD未経験者でも理解できる内容になっています。
背景
鉄道業界では、軌道や構造物、電気設備の3Dデータ化が進行中です。点群データの取得やBIM/CIMによる設計が行われる中、実務で3Dを活用できる人材が不足しています。「点群を取得しているが、モデル化できる人がいない」といった声が挙がるように、3Dデータは存在しても、それを扱える技術者が不足しているのが現実です。これを解決するため、JRグループは教育プログラムを開発しました。
プログラムの特徴
「鉄道版3Dモデリング実践プログラム」は、以下の3つの特徴を持っています:
1.
実践を重視したカリキュラム
学習は座学だけでなく、実際の鉄道施設のデータを使用した演習を通じて行われます。これにより、理論だけでなく実践的なスキルも身に付けられるよう工夫されています。
2.
全工程をカバー
設計から施工、維持管理まで、3Dをどのように活用できるかを学ぶ内容となっており、単なる操作方法ではなく、現場での実務に役立ちます。
3.
初学者向け設計
CAD未経験の若手技術者や他職種からの転職者でも学びやすい内容に配慮されており、初心者が安心して受講できる構成となっています。
開発・運営体制
このプログラムは、JR東日本、西日本、JR東日本コンサルタンツ、およびジェイアール西日本コンサルタンツの4社によって監修されています。運営はCIVILCREATE株式会社が担当し、土木建設業界での教育プログラムの運営経験を活かしています。
今後の展開
デモ教材の提供は2026年6月中旬から開始予定で、「第2回 鉄道技術展・大阪2026」で、プログラムの詳細や教材のサンプルが紹介される予定です。この展示会は5月27日から29日までインテックス大阪で開催されます。
参加者には、鉄道技術者がこのプログラムをどのように活用できるか、具体的な導入シーンや問いかけに対する回答が得られる機会です。
鉄道業界が抱える人材不足の課題を解決するために開発された「鉄道版3Dモデリング実践プログラム」。今後、午前の分野への横展開も検討しており、鉄道DX時代に必須となる3D人材を育成するための拠点となることが期待されています。興味のある方はぜひ公式ホームページをチェックしてみてください!