ICTリテラシーの向上を目指す新プロジェクトが始動
ICTリテラシーの向上を目指す新たな取り組み
総務省は、地域社会のデジタル環境に対する意識を高めるため、ICTリテラシーに関する実態調査を実施し、その結果を公表しました。今回の調査は、情報通信技術(ICT)を正しく理解し、活用する力がどの程度あるのか、また、誤った情報がどのように広がっているのかを探る目的で行われました。
調査の背景
この調査は、2023年1月から始まった「DIGITAL POSITIVE ACTION」という官民連携プロジェクトの一環として実施されました。プロジェクトは、利用者のICTリテラシー向上と偽情報への対策を目的としています。2023年3月31日から4月2日にかけて、全国47都道府県の15歳以上の男女を対象に、2820名のデータを収集しました。
調査結果とその意義
調査結果が明らかにしたのは、以下の重要なポイントです。
1. 偽情報に関する認識: 過去に偽の情報に接触した人のうち、47.7%がその内容を正しい情報だと思っていることが分かりました。
2. 情報拡散の傾向: 偽情報に触れた人の中で、25.5%がその情報を何らかの手段で広めてしまったことが指摘されています。
3. ICTリテラシーの重要性: 回答者の87.8%がICTリテラシーの向上が重要だと考える一方で、75.3%が具体的な取り組みには至っていないとのことです。
この結果から、情報リテラシーを高めるための対策が急務であることが示されています。このような調査結果を基にさらなる awareness 向上に向けた対策が見ることができます。
意識啓発の取り組み
今後、総務省は新たにテレビ・WebCMを通じた意識啓発活動を開始します。このCMでは、偽情報や誹謗中傷への対策を呼びかけています。放映は2023年5月14日からスタートし、デジタル空間における偽情報に対する対策を広めることを目的としています。CMは「DIGITAL POSITIVE ACTION」の総合Webサイトや総務省のYouTubeチャンネルで視聴可能です。
このプロジェクトは、情報の正確性を確認すること、他者と情報を共有する時の注意点を考えるきっかけになることを狙っています。誤情報の拡散を防ぐため、個々の意識を高めることが求められます。
また、合わせてポスターも公開され、このプロジェクトの趣旨を広めるための視覚的な取り組みも行っています。プロジェクトの最新情報は、訪問することで常に確認することができ、参加者は、様々な教材やセミナーが提供される予定です。
まとめ
ICTリテラシーは、現代社会において欠かせない要素です。総務省の「DIGITAL POSITIVE ACTION」プロジェクトは、 ICTリテラシーの向上を通じて、安心・安全な情報社会の実現を目指しています。私たち一人一人が、この取り組みに参加し、積極的に情報リテラシーを学び、正しい情報を積極的に発信することが求められています。未来のデジタル社会をより良くするために、みんなで力を合わせていきましょう。