革新的なAI生字幕制作システム『J-TAC Pro』がInter BEE AWARDを受賞

革新的技術が集結するInter BEE 2025

2025年11月19日から21日まで、幕張メッセで開催される国際展示会「Inter BEE 2025」において、テレビ朝日クリエイトが開発したAI生字幕制作システム『J-TAC Pro』が新設された審査委員会賞を受賞しました。この受賞は同技術の革新性を示すものであり、特にメディア＆エンターテインメント産業におけるその影響力を強調しています。

Inter BEE AWARDについて

「INTER BEE AWARD」は、Inter BEE展に出展される数多くの製品や技術から優れたものを表彰するためのものです。特に、62回目を迎える今年は、メディア業界の活性化を促進するために設立され、音と映像、通信の進化が求められています。この賞の授与を通して、業界全体の技術進化や創造的な活動がさらに進むことが期待されます。

AI生字幕制作システム『J-TAC Pro』の特徴

『J-TAC Pro』は、生放送番組に対する字幕テキストを「より簡単、より効率的、より迅速」に作成できるシステムです。具体的には、次のようなプロセスで高精度の字幕を提供します。

1. 音声認識：放送音声をまず認識端末で入力します。
2. クラウド認識：入力された音声はクラウドへ送信され、高精度の音声認識処理が行われます。
3. 校正：認識されたテキストを自動または手動で校正し、誤認識を修正します。
4. 字幕付与：校正が完了したテキストは、他社製字幕システムを介して放送中の番組へと送信され、リアルタイムで字幕が付与されます。

特に、ストレートニュースなどの形式において、98%以上という高い認識率を誇ります。このシステムは、リアルオペレーションの場面でもその効果を発揮し、多くの現場での導入が期待されています。

Inter BEE 2025の見どころ

2025年のInter BEEでは、テレビ朝日クリエイトのブースにて『J-TAC Pro』の他にも、進化した日本製のクラウド型字幕システム「mashup」の紹介も行われます。これは、より高い放送品質を提供するテロッパー機能やリアルタイムで簡単にテロップを作成できる「LiveUI」、さらにはイベントやスポーツ中継で利用可能なデータ連携機能を搭載しています。

さらに、これらのシステム同士を連携させることで、話した内容を即座に映像に反映させることが可能となります。