K-SEC講習会2024
2025-04-14 15:35:36

K-SECトップオブトップス講習会2024が高知で盛況に開催

K-SECトップオブトップス講習会2024が高知で盛況に開催



令和7年3月26日から28日にかけて、高知工業高等専門学校にて、サイバーセキュリティ分野の学びを深めることを目的とした「K-SECトップオブトップス講習会2024」が開催されました。主催は、木更津工業高等専門学校と高知工業高等専門学校。今回の講習会では、サイバーセキュリティの重要なスキルを持つ学生たちが集まり、専門技術者との交流やスキルアップを図る貴重な機会となりました。

講習会の目的と概要


本講習会は、サイバーセキュリティに関わる専門知識を有する学生を対象に、さらなる技術向上を目指すものです。また、学生同士の横のつながりを強化し、教育に関わる教員同士のネットワークを広げることも重視されています。この取り組みは2022年度から始まり、年々参加者が増えています。

コンテストでの上位入賞者17名は、三菱重工業株式会社や日本電気株式会社(NEC)から招かれたエンジニアによる特別講義と演習を受けました。具体的には、KOSENセキュリティコンテスト2024やNEC Security Skills Challenge for Students 2024といったイベントでの実績を持つ学生たちが集結しました。

充実した講義とワークショップ


初日の様子


講習会は開会式からスタートし、ナビゲート役は三菱重工業の講師による「OSINT C2 Hunting」という講座でした。この授業では、特定のサービスを運営するサーバを見つけ出す技術を学び、実際にハンズオン形式で検索クエリを作成しました。その後、学生同士の交流会に移り、参加者は自分たちのアイデアを短時間で発表するLT(Lightning Talk)を行いました。この交流を通じて、次の日のCTF(Capture The Flag)講習に向けてチーム作りが行われました。

2日目の活動


続く2日目は、NECの講師によって「CTF作問にトライ!」という講座が実施されました。参加者はチームに分かれ、様々な視点から問題作成に取り組みました。各チームが黙々とPCに向かう姿や、活発に意見を交換する様子が見受けられ、活気に満ちた日となりました。

問題解決と理解の深化


最終日の3日目では、各チームが作った問題を解答し、その後はWriteup作成と発表が行われました。参加者は、自らの作問した問題について講評をし合い、最も優れた問題には投票が行われました。特に、参加者たちが大きな感動を覚えた「18人目の参加者」というOSINT問題が1位となりました。

参加学生の声


参加した学生たちからは多くの感想が寄せられ、この経験から得た知識や技術力を今後の学びに活かしたいという意欲が伝わってきました。例えば、講座で使用した新しいツールやリテラシーを高めることができたといった声や、チームでの協力が素晴らしかったという意見もありました。また、他校の学生や業界の専門家との交流が刺激に満ちた体験だったと語る方も多く、3日間を通じて学んだことをそれぞれのフィールドで活かしていきたいと感じているようです。

終わりに


このように、「K-SECトップオブトップス講習会2024」は、全国の高専から集まった有能な学生たちがセキュリティ分野の理解を深め、新たな知識を獲得する絶好の機会となりました。K-SECでは、今後もこのような講習会を通じて、次世代のサイバーセキュリティ専門家を育成するための支援を続けていきます。


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