高校生が描く町工場の魅力—栗山自動車工業の新たな挑戦
日本の地域社会における町工場の魅力を、若い世代の目線で再発見するプロジェクトが進行中です。栗山自動車工業株式会社が関東第一高等学校の生徒とのコラボレーションで実施したこの取り組みは、昨年度に引き続き、再び地域の活性化に寄与しています。
栗山自動車工業について
栗山自動車工業は、東京都江戸川区に本社を構える企業で、トラックの中古車販売や部品販売などを手がけています。同社は、環境に配慮した持続可能な社会を目指し、リサイクルの推進にも力を入れています。今回のプロジェクトも、地域社会との繋がりを重視する姿勢が反映されています。
産学協同プロジェクトの概要
今回の産学協同プロジェクトでは、関東第一高等学校の生徒たちが実際に町工場を訪れ、現場のリアルな魅力や課題に触れながら、アート作品を制作しました。これにより、生徒たちは町工場に対する理解を深め、自らの視点を通じて新たな形で表現することに挑戦しました。この活動は、江戸川区が推進する「魅力発信発掘応援事業」の一環として行われました。
掲示された作品の紹介
生徒たちが制作した作品は社屋内に3点掲示されています。ここでは、それぞれの作品について詳しくご紹介します。
1.
事務所窓のデザイン(ロールスクリーン)
東京支店の営業課事務所の窓に掲示されたこのロールスクリーンは、来訪者の目を引くデザインが特徴です。高校生の視点から描かれた町工場の魅力が、企業のイメージをより親しみやすくしています。
2.
部品現場(洗い場)タイルアート
実際に部品が洗浄される現場の壁面に掲示されたこのタイルアートは、工場の雰囲気を活気づける役割を果たしています。働く人々の姿と、町工場のダイナミズムを表現しています。
3.
HP・チラシバナーデザイン
スペースの都合で掲示できない作品もありますが、デザインは地域と自然をテーマにしたもので、町工場と日常生活のつながりを描いています。
地域貢献と未来への展望
栗山自動車工業は、このプロジェクトを通じて若手の視点を取り入れ、自社の価値を再評価する機会を得ました。同社の代表取締役社長、栗山智宏氏は「この取り組みを通じて再び高校生たちとの絆を深めることができて嬉しい」と語り、地域との連携を大切にしていく意向を示しています。
今後も、栗山自動車工業は高校や地域の教育機関との協力を重ね、町工場の魅力を次世代に伝えていくことを目指しています。地域活性化の一環として、継続的なプロジェクトを行い、教育や文化の発信に寄与していくことで、地域社会の一員としての役割を果たしていくことでしょう。
会社情報
- - 名称: 栗山自動車工業株式会社
- - 所在地: 東京都江戸川区西瑞江5-3-10
- - 代表者: 栗山智宏
- - 事業内容: トラックの中古車販売、パーツ販売、買取、レンタルなど
- - 経営理念: 「お客様と地球を笑顔にするため」
私たちの地域に根ざした企業、栗山自動車工業の次なるステップが楽しみです。この活動が町工場の新たな魅力を発見するきっかけになることを願っています。