LiberawareとAlpha AIの提携
2025-05-26 11:47:28

千葉のLiberaware、香港のAlpha AIと業務提携で新たなインフラ点検事業を展開

千葉のLiberaware、香港のAlpha AIと業務提携で新たなインフラ点検事業を展開



株式会社Liberaware(千葉県千葉市)は、香港を拠点とするAI・ドローン分野のスタートアップ企業、Alpha AI Technology Limitedと業務提携に関する覚書(MoU)を締結いたしました。この提携は、海外市場への展開や事業の多角化を目的としており、両社の技術を融合することで、インフラ設備の維持管理を効率的かつ安全に行う新しいソリューションを実現することを目指しています。

提携の背景



近年、香港では建物の老朽化が問題視されており、特に築50年を超える建物が全体の約2割を占めているとのこと。香港特別行政区政府は、この状況に対応するため、築30年以上の建物に点検を義務付ける「強制建物検査制度」を設けています。さらに、2024年からはドローンを活用した「低空経済」の推進に力を入れ、インフラ点検の分野でも重要な役割を果たそうとしています。

Alpha AIは、この文脈で注目されている企業で、AIを駆使したドローンによる点検サービスを提供。彼らの技術と、Liberawareが誇る屋内狭小空間での点検技術を組み合わせることで、より包括的なインフラ管理が可能になると期待されています。

提携内容とその目的



今回の提携においては、いくつかの主要な取り組みが挙げられます。
1. 共同事業機会探索: 2社は、営業・技術ネットワークを活用し、香港政府主導のインフラ保全事業への参画や、技術の組み合わせによる実証実験を通じて、新規プロジェクトを創出していくことを目指します。
2. 統合インフラ点検ソリューションの開発: Liberawareの屋内点検ドローン「IBIS2」と、Alpha AIの外部点検技術を合わせて、新しい点検サービスを提供し、インフラ運用を効率化します。
3. 人材育成プログラム: 両社のエンジニア間の交流や共同トレーニングを実施し、お互いの技術を融合させることで、さらなる価値を創出します。

期待される効果と今後の展望



この提携を通じて、両社は香港市場およびアジア全体でインフラ点検の新しいスタンダードを築くことを目指しています。点検により収集されたデータを3Dモデリング化し、AI技術を用いて異常箇所を検出する機能の導入も進めるとのこと。また、行政関連施設の点検も積極的に行い、インフラ設備の安全性向上を図る方針です。

さらに、短期的な成果を香港で上げ、そのノウハウを日本を含めたアジア各地域へ展開していくことで、統合的なインフラ管理の実現を目指します。両社の技術連携が互いの成長をどのように促すのか、大変注目されます。

まとめ



LiberawareとAlpha AIの業務提携は、技術の融合による新たなインフラ点検ソリューションの開発を促進し、将来的に非常に大きなインパクトを持つと考えられます。両社の革新的な取り組みが、より安全で効率的なインフラ管理を実現することに期待が寄せられています。


画像1

画像2

関連リンク

サードペディア百科事典: Liberaware インフラ点検 Alpha AI

トピックス(グルメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。