つながる学び
2025-09-22 13:51:25

三次市から世界へ広がる「世界とつながる学び」の取り組み

三次市から世界へ広がる「世界とつながる学び」の取り組み



2025年9月19日、広島県の三次市にあるみらさか学園で「世界とつながる学びプロジェクト」に関連した講演会が行われました。このプロジェクトは、特定非営利活動法人なかよし学園プロジェクトが主導しており、経済産業省の「探究・校務改革支援補助金」にも採択されています。全国50校以上が参加しているこの取り組みは、地域の教育をグローバルな視点で深化させることを目的としています。

子どもたちの笑顔を広める



講演では、みらさか学園の児童・生徒たちが過去一年間に行った海外教育支援の成果が報告されました。彼らは南スーダンや東ティモールなど、さまざまな国で活動しており、「自分たちも平和をつくれる」と実感することができる取り組みを進めています。最初は何をすれば良いのか不安だった子どもたちも、回を重ねるごとに自分たちの地域の特性や資源を活かし、世界に貢献できる方法を模索するようになっています。この過程は、教育活動において非常に重要な成長をもたらしています。

例えば、児童が考案した風船を使ったバドミントンや地域の特産品を活かしたお菓子作りなど、彼らの自由な発想から生まれたプロジェクトは多くの笑顔を生み出しました。

保護者も感動の嵐



講演後、保護者会においても子どもたちの頑張りが共有され、多くの保護者が涙を流すシーンが見られました。子どもたちが行っている国際的な支援活動の一端を知り、感動を新たにした保護者たちの姿は、地域全体での教育の意義を強く感じさせるものでした。

地域と連携した取り組み



みらさか学園は、来たるべき未来に備え、地域の保護者や企業(カイハラジーンズ、みらさかコーヒー、オタフクソース)と連携し、地域発のグローバル探究モデルを積極的に推進中です。具体的には、地元企業の端切れを使ったバッグの制作や、広島のお好み焼きの歴史を探求し、ケニアやシリアへの教育支援につなげる活動が行われています。

このような実践は、子どもたちにとって自分たちの文化や資源が国際的な支援へとつながることを実感できる大きな機会となっています。特に、今年8月には2名の教員がルワンダを訪問し、児童が自ら作成した教材を用いて直接授業を行う経験を積みました。

教育モデルの先駆け



地域から世界へ移り行く教育のモデルとして、みらさか学園の取り組みは特に注目されています。学校、家庭、地域、産業が一体となった教育方針は、子どもたちに国際的な視野を育むことを助け、未来へ向けた挑戦を促します。今回の講演会では、ルワンダに関するドキュメンタリー映像も上映され、参加者全員に深い感動を与えました。

このように教育の現場で起きている現実を知り、理解を深めることは、正に「世界と自分がつながっている」と感じることにつながります。特に、過去のジェノサイドを学びながら自分たちの行動の影響を見つめ直すことは、次の世代に何を伝えていくべきかを考える重要な機会となります。

結論: モデルケースとしての展望



三次市では、みらさか学園を含む4校がこのプロジェクトに取り組んでおり、全国的にも先進的な教育モデルとして広がりつつあります。地域の特性を活かした教育が、新たなスタンダードとして全国に広がることが期待されます。なかよし学園プロジェクトは、地域の学びを世界とつなげる取り組みを継続し、教育の未来を切り開いていくことでしょう。彼らの行動一つ一つが、未来の子どもたちに選択肢を広げ、希望を与えることにつながると信じています。


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