埼玉での新たな取り組み「PicTrée」の実証試験
地域の課題解決に貢献する新しいゲーム「PicTrée」。このプロジェクトは、シンガポールのDigital Entertainment Asset(DEA)と東京電力パワーグリッド、Greenway Grid Globalが共同で推進しています。このゲームは、インフラ企業が抱える問題をゲーミフィケーションを用いて解決するという新しい試みです。特に、電力インフラの保守や異常探知に役立つことが期待されています。
これまでに、群馬県前橋市、東京都千代田区や港区、そして静岡県沼津市で実証試験を行い、多くのユーザーから寄せられたインフラ設備の写真を活用した結果、電柱や鉄塔などの異常を早期に見つける可能性が確認されています。
現在、この取り組みはさらに広がりを見せ、千葉県および茨城県の一部地域で「ツル・ツタ大作戦」としても展開されています。このプロジェクトでは、植物のツルやツタが電柱に巻きつく現象を早期に発見し、その可視化を通じて予防保全を促進しています。これまでに1万基を超える報告を受け、参加者の協力により、インフラ設備の保護に寄与しています。
【埼玉県所沢市・狭山市での実証試験の追加】
そして、この度埼玉県の所沢市と狭山市も実証フィールドに加わることが決定しました。この実証試験は、2025年7月19日から8月29日まで実施される予定です。地域に住む人々にとって、自分たちの身近なインフラについて考える良い機会となるでしょう。
このプロジェクトに参加することは、ただのゲームを楽しむだけでなく、地域社会の一員としての責任を果たすことにもつながります。すべてのプレイヤーは、ゲーム内で電柱やマンホールなどのインフラ設備を撮影し、撮影した設備を結ぶことで、競い合います。また、参加者には報酬としてギフト券や暗号資産DEAPcoin(DEP)などが提供され、参加すること自体が社会貢献につながります。
【「PicTrée」による社会貢献の意義】
「PicTrée」の実証試験を通じて、デジタル技術の力を使って地域社会のインフラの現状を把握し、維持管理を強化することが狙いです。ビジュアルコンテンツを通じて、一般の人々がインフラ設備の重要性を実感し、保守作業への参与から生まれる意義や楽しさを広めていくことが目指されています。現代のテクノロジーで地域貢献が実現できる時代に、私たちもその一翼を担うことが求められています。この機会に、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
詳しい情報については公式サイトもチェックしてみてください。失われつつある地域のインフラを、ゲームを通して再生し、参加型の社会貢献を楽しむチャンスを見逃さないでください!