絵本の世界に浸る！広野多珂子の原画展開催情報

千葉県佐倉市で広野多珂子絵本原画展が開催！

千葉県佐倉市にある佐倉市立美術館で、絵本作家・広野多珂子の原画展が2026年1月24日から3月29日まで実施されます。この展示会では、約300点に及ぶ原画作品が紹介され、広野さんの心温まる絵本の魅力をたっぷりと味わうことができます。

広野多珂子の魅力とは？

広野多珂子は1947年に生まれ、スペインで美術を学んだ後、あかちゃん向けの絵本作家としてのキャリアをスタートしました。彼女の代表作である『ねぼすけスーザのおかいもの』は、素朴な暮らしとその中にある幸せが描かれており、1991年に発表されました。スーザシリーズは総作数7冊で、33年の歳月を経て完成した作品です。

広野さんの作品には、絵本以外にも科学をテーマにした『かまきりじいっとじいっと』なども含まれ、彼女の作品は常におだやかな眼差しで評価されています。また、これまでおおよそ140冊に携わり、児童書の挿絵などを手がけ、雑誌にもイラストを提供しています。

展示内容について

この原画展では、次のようなテーマごとに展示が行われます。

- ねぼすけスーザシリーズ

表紙原画や関連作品が楽しめます。

- ものがたり絵本

独特の物語性が溢れる作品群を展示。

- あかちゃん絵本

幼い子どもたちにも楽しめる優しい絵本を紹介。

- 科学絵本

科学への興味を引き立てる絵本が並びます。

- 挿絵・その他

彼女が手掛けた様々な挿絵作品。

また、ラフスケッチや資料もあり、佐倉での生活がどのように作品に影響を与えているのかを知ることができます。日常の一コマに目を向けた作品背景を探ることができるのも魅力の一つです。

イベントの開催

原画展の会期中には、広野多珂子さん自身による講演会やおはなし会も予定されています。広野さんがどのようにして絵本を創作しているのか、彼女の視点を直接聞くことができる貴重な機会です。特に、子どもたち向けの読み聞かせイベントもあり、家族みんなで楽しめる内容となっています。

加えて、ミュージアムコンサートやオンライン鑑賞会など、多彩なイベントが組まれています。これらのイベントは、参加無料のものもあり、興味があれば気軽に参加できるのも嬉しいポイントです。