新風を呼ぶ紀伊乃国屋
2025-10-14 14:45:29

千葉県鋸南町、紀伊乃国屋が「100億宣言」で観光産業に新風を

新たな観光拠点としての「紀伊乃国屋」



千葉県鋸南町の宿泊事業を展開する株式会社紀伊乃国屋は、地元の資源を最大限に活用し、新たな成長を目指しています。今年、同社は「100億宣言」を掲げ、経済産業省の中小企業成長加速化補助金の採択を受け、さらなる事業拡大の道を歩み始めました。

地域密着の宿泊事業


紀伊乃国屋は、創業以来70年以上にわたり地域に根ざした宿泊事業を展開してきました。鋸南町や南房総市に位置する複数の宿泊施設では、宿泊客に安眠と癒しを提供するだけでなく、地元の食材や文化を体験できるプランも用意されています。これにより、訪れる人々に新たな発見をもたらしています。

「100億宣言」とその意義


同社の「100億宣言」は、売上高100億円達成を目的とするもので、地域経済の活性化に寄与することを目指しています。この成長戦略は、中小企業者のための支援制度である「中小企業成長加速化補助金」に連動しており、雇用創出や付加価値の拡大などを推奨しています。

新規施設の増設


紀伊乃国屋は、人気施設『DANQOO(ダンクー)』を基に、愛犬家向けの宿泊体験をさらに充実させました。新たに増設されるはなれでは、大型犬も受け入れ可能となり、ペットとの非日常なひとときを提供します。また、2026年には廃業旅館と古民家を再生した新施設『IPPE(イッペ)』が開業予定で、地域文化を体験できる宿泊体験を提供します。

地元の資源を活用した宿泊体験


紀伊乃国屋では、地域の漁協や農産物直売所と連携し、地産地消の推進に努めています。訪れた宿泊客は、地元ならではの新鮮な食材を使った料理に舌鼓を打ち、地域文化に触れることができます。これにより、地域経済の循環が促進され、持続可能な観光地としてのイメージが確立されています。

サステナブルな成長戦略


さらに、紀伊乃国屋は新たなブランドモデル『一客一亭』を東京で展開する計画を進めています。この完全プライベートな宿泊体験は、今後の都市型市場において、さらなる高付加価値を提供する基盤となります。都市部と地方を結ぶ双方向の送客フローを構築し、持続的な成長を図ることを目指しています。

今後の展望


紀伊乃国屋は、「地域資源を活用した高付加価値リゾート」をテーマに、2035年までに売上高100億円を目標としています。地元経済の循環を生み出しながら、観光業の新たなモデルケースを創出し、未来に向けた発展を遂げることを目指しています。代表取締役の蛭田憲市氏は、「地域と日本の未来を元気にする企業として、地域の資源を再生し、観光の高付加価値化を進めていきたい」とコメントしています。

今後の紀伊乃国屋の動向に注目が集まります。地域に根ざした宿泊事業は、観光の未来を切り開く重要な立役者となることでしょう。


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