第2回カルローズメニューアイディアコンテストの結果
2025年に行われた第2回カルローズメニューアイディアコンテストは、「世界の味×創造力広がるおコメ料理の可能性」というテーマのもと、特に注目を集めました。USAライス連合会日本代表事務所の主催で、応募期間中には多くの斬新なレシピが寄せられました。その中で最も輝いたのが、最優秀賞に選ばれた及川健一さんの「現代風ひつまぶし」です。
受賞作品の紹介
最優秀賞の「現代風ひつまぶし」は、赤ワインで調理されたリゾットをベースに、日本の伝統的な郷土料理であるひつまぶしにアレンジされた逸品です。この料理は、イタリアのパエリアをヒントに、焼きリゾットとして仕上げられています。鰻のかば焼きや出汁、実山椒のラビゴットソースとの組み合わせが絶妙で、多国籍なテイストを感じさせてくれます。
応募状況
このコンテストには、プロフェッショナル部門と学生部門が設けられ、前者には111作品、後者には370作品が寄せられました。第一次審査を経たプロフェッショナル部門のファイナリスト作品は、服部栄養専門学校の協力により試食審査が行われました。その結果、最優秀賞1名、優秀賞2名が決定されました。また、学生部門では、選考の結果優秀賞が3名選ばれました。
審査員の視点
審査員は、今回のテーマにぴったりのユニークな料理の数々に驚かされました。使用する食材の多様さや調理法の工夫が詰まったレシピが多く、高い完成度の料理についても高く評価されました。特に最優秀賞の「現代風ひつまぶし」は、日本的な要素を持ちながらも世界に通用する魅力を感じさせる作品でした。
各受賞作について
優秀賞受賞作
- - 融合 煮穴子を纏ったチョッピーノリゾット(並木一雅)
カリフォルニアの名物料理チョッピーノを日本食材と融合させ、カルローズの可能性を引き出した魅力的なリゾットです。
スープとご飯の新しい形を提案し、タイの料理を参考にしたスープご飯です。
学生部門優秀賞受賞作
マレーシアの定番料理をカルローズの特性を活かし、新しいスタイルに仕上げた作品です。
イタリア料理と中華料理が融合した一品で、食感にも優れています。
フィンランド料理を日本に合う形でアレンジした新しいサラダです。
カルローズの魅力
カルローズは、カリフォルニア独自の中粒種米で、軽やかな食感と歯ごたえが特徴です。日本の短粒種とタイの長粒種の良さを兼ね備え、さまざまな料理に適応できるその特性は、今後も多くのシェフや料理愛好家に注目されることでしょう。このコンテストを契機に、カルローズを使った多彩なおコメ料理の可能性がさらに広がることが期待されます。
まとめ
第2回カルローズメニューアイディアコンテストを通じて、新しいおコメ料理のアイデアが次々と生まれてきました。これからもカルローズを活用した創造的な料理が登場し、食文化の発展に寄与することを楽しみにしています。