下水道点検の新たな可能性を開くLiberawareとパスコの提携
2023年6月10日、株式会社Liberawareと株式会社パスコは、下水道管路の点検を効率化・高度化するための共同実証推進に関する基本合意を締結しました。それぞれが持つ空間情報やドローン技術を融合させ、持続可能なインフラマネジメントを実現することを目指しています。
1. 日本のインフラが抱える課題
日本の社会インフラは、高度経済成長期に整備された施設が多く、その老朽化が進行中です。このため、維持管理や更新のニーズが高まっていますが、自治体は人手不足や財政の制約といった問題を抱えており、従来の点検手法からの転換が急務です。
特に、下水道の点検は狭く閉鎖された空間で行われるため、危険な環境や衛生面の課題が多数存在します。これらの問題を解決するためには、新しい技術の導入が不可欠です。
2. 基本合意の内容
Liberawareとパスコが締結した基本合意では、以下の点が主要な柱となります。
- - No Entry点検の高度化: իրական状において立ち入らずに点検を行う新たな手法の開発。
- - GISとの連携強化: 小型ドローン「IBIS」によって取得したデータに位置情報を付与し、高度な点検データを生成。
- - データ活用の新たな手法検証: 点検データを基にした維持管理計画への活用方法を模索。
3. 助け合う両社の役割
このプロジェクトにおいて、パスコはGISプラットフォームの提供を含む信頼性の高い点検結果の統合管理を担当し、点検仕様や評価基準の策定を行います。一方、Liberawareは、ドローンを使った画像データの取得を行い、実用的な操縦技術を提供します。両社の役割分担により、より効率的で高精度な点検が可能になります。
4. 今後の展望
今後、両社はこの実証プロジェクトを通じて得られた知見をもとに、点検から診断・計画まで一体となった持続可能なインフラ管理の実現を目指します。さらに、この手法は下水道だけでなく、建築物やトンネル、橋梁などに拡張されることも視野に入れています。
5. 企業紹介
株式会社パスコは、空間情報技術を活用してさまざまな社会課題の解決に取り組んでおり、GISやドローン技術分野で高い評価を得ています。
一方の株式会社Liberawareは、屋内空間の点検に特化した世界最小級のドローンを開発し、安全な社会作りをミッションに掲げています。
このパートナーシップが、日本のインフラ管理に新たな風を吹き込むことが期待されます。今後の展開に注目です。