環境意識を楽しく高めるイベント『PLOGGING MAKUHARI PLUS+ 2025』
2023年8月31日、千葉市美浜区にある高円宮記念JFA夢フィールドで、プロギングとビーチサッカーを組み合わせた新しいイベント『PLOGGING MAKUHARI PLUS+ 2025』の第1回が開催されました。このイベントは、海洋ごみ問題に対する意識を高め、その解決策に取り組むことを目的としています。特に今回は、元サッカー日本代表選手の北澤豪さんをはじめ、ビーチサッカーのプロ選手たちが参加し、参加者と共にスポーツ活動を通じて環境意識を高める素晴らしい機会となりました。
プロギングとビーチサッカーの新たな試み
イベントでは、参加者はまずラジオ体操で身体をほぐした後、チームに分かれて「スポGOMI」形式のプロギングを実施しました。これは、ポイント制でごみを拾う競技であり、リーダーシップを発揮し、みんなで協力しながら集めたごみを収集します。この過程で、参加者は街や海岸にあふれるごみを直接目にし、その問題の深刻さを体験しました。結果として、44名の参加者は、合計60.8kgのごみを集め、驚くべき成果を上げました。
ビーチサッカーとの接点
今回のイベントのもう一つのハイライトは、皆が拾ったごみの後に行われたビーチサッカーです。普段サッカーを楽しむ子どもたちの多くが参加し、砂浜で行うビーチサッカーの必要性と、環境が悪化するとその楽しみが奪われるかもしれないというメッセージを実感する場となりました。イベントではビーチサッカー日本協会の今井さんが指導する下、ドリブルリレーやコーン当て競争などが行われ、参加者は思うように動けない砂の上での難しさを楽しみながら体感しました。
北澤ジャパンの大活躍
ゲストたちで編成された特別チーム『北澤ジャパン』は、特に目を引く存在でした。北澤さんをリーダーに、プロ選手たちがチームを結成し、わずか40分で約14.3kgのごみを収集し、見事な成績を残しました。その後のビーチサッカーでは、選手たちの技術力が光り、参加者たちは日本代表のプライドを感じながら試合を盛り上げ、最後にはエキシビションマッチが行われました。ゲストたちのオーバーヘッドシュートは圧巻で、多くの参加者がそのスキルに魅了されました。
環境問題への認識の重要性
北澤さんからは、環境問題が深刻化する中で、スポーツ選手としてもその問題に真剣に取り組んでいることが説明されました。ごみのない環境の大切さを認識するとともに、参加者たちも海洋ごみに関する意識が高まったことを感じていました。イベントのMCを務めた泉水はる佳さんも、参加者のつながりを強調し、共に活動する意義を語りました。「仲間と共に活動することで、持続可能な行動を楽しむことができる」とのコメントが印象的でした。
次回開催のお知らせ
この成功を受け、次回の『PLOGGING MAKUHARI PLUS+ 2025』は9月20日(土)に予定されています。また新たな参加者募集が行われており、継続的な環境への意識の高揚を目指しています。イベントでは、再びプロギングを行い、集めたごみの種類や量によってポイントを獲得した後にビーチサッカーを楽しむという予定です。スポーツの楽しさを通じて環境問題にアプローチするこのイベントは定期的に開催される予定です。
私たちも、このような活動を通じて海洋ごみ問題への理解を深め、未来のための行動につなげていきたいものです。興味のある方は、ぜひ公式サイトをチェックして参加申し込みをしてみてください!
公式サイト:
PLOGGINGチャレンジ