成田空港で進化する物流の未来、自動物流道路の実証実験スタート！

自動物流道路の実証実験が成田空港でスタート

成田空港という国際的なハブから、新たな物流システムの進化が始まります。2025年12月15日、千葉県と成田国際空港株式会社（NAA）は、成田空港内での自動物流道路の実証実験開始式典を開催しました。これは、最新テクノロジーを駆使した新しい物流の形を本格的に試すための第一歩です。

実証実験の概要

式典は午後2時から3時まで行われ、その後、実際の実証実験が始まりました。会場となったNAA本社ビルのS会議室には、地域の企業や専門家が集まり、次世代の物流システムへの期待が高まる中、参加していた企業や来賓たちが一堂に会しました。

参加企業には、PLiBOT（株）、（株）大林組、大成建設（株）、ナガセテクノサービス（株）、Tractea syLLC、Cuebus（株）、ecoro GmbHの7社が名を連ね、国土交通省関東地方整備局の河村道路部長や、（株）JALカーゴサービスの森本代表取締役社長、（株）ANA Cargoの萩原執行役員成田ウェアハウスオペレーションセンター長など、多彩な顔ぶれが出席しました。

実証実験の詳細

式典直後の午後3時30分からは、県道成田小見川鹿島港線の天神峰トンネルにおいて具体的な自動物流のテストが行われました。実験の中心となったのは、ナガセテクノサービスが提供するトーイングトラクターと、大成建設が持ち込んだ自動運転車両です。

この実証実験は、初めて供用中の道路隣接地で搬送機器の自動走行を実施する試みであり、高度な技術の進行状況を確認する役割を担っています。自動走行が実現すれば、より効率的で環境に優しい物流が可能になる可能性があり、関心が寄せられています。

さらなる進展に向けて

千葉県とNAA、参加企業は今後も連携を強化しながら、自動物流道路の実証実験を推進していきます。このプロジェクトは、新しい物流システムの導入に向けた重要なステップであり、地域経済の活性化にも寄与することでしょう。

自動物流道路とは、特定の道路空間に物流専用のスペースを設け、クリーンエネルギーを使用した無人、自動化された輸送手段によって貨物を運ぶ新しいシステムです。これにより、効率的かつ持続可能な物流が実現すると期待されています。

これからも成田空港を拠点に、新たな物流の未来が広がることを楽しみにしたいと思います。