勝浦市の海洋環境保全活動が「Jブルークレジット認証」を取得!
千葉県勝浦市での新たな取り組みとして、藻場保全活動が注目を浴びています。この度、新勝浦市漁業協同組合をはじめ、勝浦市、東急不動産、そして東急リゾーツ&ステイが連携し、藻場保全対策協議会を通じて「Jブルークレジット認証」を取得しました。本プロジェクトは、不動産業界として初めての試みであり、地域の自然環境を守る重要なステップとなります。
取り組みの背景
勝浦市は温暖な海流と寒流が交差する場所に位置し、豊かな海洋生物が生息しています。しかし、地球温暖化の影響で海水温が上昇し、植物と食材となる魚類のバランスが崩れ、健全な藻場が減少している現状があります。このため、藻場が減少する「磯焼け」という問題に対処する必要性が高まっています。これを受けて、2025年に向けた藻場保全対策協議会が設立され、地域の行政、漁業者、研究機関、企業が協力して取り組み始めました。
藻場保全活動の概要
勝浦市の海域で展開される藻場保全活動では、カジメという海藻が主な対象となっています。カジメはサザエやアワビの生育場でもあり、海洋生態系にとって重要な役割を果たしています。しかし、植食性魚類の増加がカジメの減少を招いており、特にブダイによる食害が深刻な状況です。そこで、本プロジェクトでは、興津海域において調査区画を設け、ブダイの駆除活動を行うこととなりました。
ドローンを活用した調査により、藻場の分布や密度の変化を定量的に測定し、結果的に藻場の回復が確認されました。この成功が「Jブルークレジット認証」の取得へとつながり、0.4tのCO₂吸収が認証されました。
さらに、駆除したブダイは無駄にせず、東急不動産がそれを買い取り、地域の食材として利用します。それにより「勝浦ブルーバーガー」として地元レストランで提供し、地域経済とのつながりも大切にしています。
サステナブルな未来へ向けて
今後も東急不動産と東急リゾーツ&ステイは、藻場保全活動の拡大を目指し、新たな藻場の造成に挑戦していく方針です。また、環境経営を基盤とした「体感型サステナブルリゾート」を提供し、地域と共生に向けた取り組みを推進しています。
東急グループは、脱炭素社会や循環型社会の実現に向けて、さらなる効率的な事業運営を目指し、持続可能な開発に貢献します。この取り組みは、地域の生態系を守るだけでなく、未来の世代へも豊かな自然環境を引き継ぐための大切な一歩です。
勝浦市におけるこのブルーカーボン・クレジット認証の取得は、地域の自然環境保全の新たな成功例となり、他の地域でも同様の活動を促進する契機となることでしょう。私たちもこの取り組みを注目し、参加していくことが求められています。百年後の未来に向けて、今できる行動を考える良い機会となることでしょう。