千葉県の野田市において、コープデリ生活協同組合連合会(以下、コープデリ連合会)と協栄流通株式会社、そして野田市が一つの目的のために手を結びました。それは、災害時における避難場所確保のための協定です。この歴史的な締結式は、2023年10月2日に野田市役所で執り行われ、市の鈴木有市長、コープデリ連合会の熊﨑伸理事長、協栄流通株式会社の遠藤拓雄専務取締役が出席しました。
この協定の目的は、地震や風水害、さらには火災といった自然災害が発生した際に、野田市が被災者の受け入れを行う上で、必要な一時避難場所としてコープデリの物流施設を利用することにあります。具体的には、千葉県野田市に位置する「船形グロサリー集品センター」の一部空間、例えば駐車場や食堂、休憩スペースを避難所として提供することが合意されました。
船形グロサリー集品センターとは、コープデリの宅配サービスを通じて組合員からの注文を受け、その商品を個別に仕分け、配送準備を行う物流施設です。この施設は、コープデリ連合会が所有し、協栄流通株式会社が管理運営を行っています。三者が協力することで、地域住民のための安全かつ効率的な避難体制を整えることが可能となります。
コープデリ連合会と協栄流通株式会社はこの取り組みにより、地域住民の安全確保に全力を尽くすことを宣言しています。同連合会は今後も地域との連携を強化し、人々が安心して暮らせる環境を築くことを目指しています。災害はいつ起こるかわからないため、組織間での協力と地域の結束が非常に重要です。
この協定は、野田市に住む人々にとって大きな安心材料となるでしょう。災害時に避難場所が確保されていることは、地域全体の安心感を高める要因です。また、コープデリ連合会は地域に密着したサービスを提供しつつ、より良い暮らしを実現するための取り組みを続けています。
今回の協定締結は、地域社会における防災意識の向上や、共助の精神を促進する良い機会でもあるでしょう。コープデリグループは、地域全体の安全安心を守るために、これからもさまざまな活動を展開していく予定です。「災害に強い街」を目指し、地域と共に歩むコープデリの姿勢が今後も注目されます。