狭小空間を飛び回るドローン「IBIS2」
千葉市に本社を置く株式会社Liberawareが開発したドローン「IBIS2」が、令和7年「九都県市のきらりと光る産業技術」に選ばれました。このお祝いの場は2025年10月31日に行なわれ、横浜市の山中竹春市長から正式に表彰されました。
 表彰式の様子
この表彰は、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県と、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市の各首長で構成される九都県市首脳会議によって選ばれたもの。表彰式では、受賞企業であるLiberawareがブースを設け、各首脳に向けて「IBIS2」の性能や活用方法について説明を行いました。特に狭くて暗い空間での点検が可能なこのドローンは、産業界でのニーズに応える革新的な技術として注目されています。
 「IBIS2」とは何か?
「IBIS2」は、狭小空間、特に危険度の高い屋内での点検と計測に特化した世界最小級のドローンです。これにより、従来の方法では困難だった狭い場所でも安全に点検ができる新しい選択肢を提供しています。社名にある通り、Liberawareは「誰もが安全な社会を作る」ことをミッションに掲げており、飛行することで「見えないリスクを可視化する」ことを目指しています。
 Liberaware社の概要
株式会社Liberawareは、2016年8月に設立され、千葉市中央区に本社を構えています。同社はドローンを利用した調査・点検・測量サービスを中心に、自社開発のドローンや関連ソリューションの開発を行なっています。さらに、ドローンで取得したデータの処理や解析を行うデジタルツイン事業にも取り組んでおり、幅広いニーズに応えられるよう努めています。
特に「IBIS2」は、狭くて暗い場所の点検に特化した設計が施されており、これにより当社は新たな市場にも進出しています。最近では、インフラ点検や維持管理に関心が高まる中、危険な管理空間の表現方法として選ばれているのです。
 今後の展望
Liberawareは、今後も技術力を高め、高度化するニーズに応じたサービスを展開していく考えです。ドローンは、ストレスのない社会づくりに貢献できる可能性があり、今後の利用範囲はさらに広がっていくでしょう。表彰を受けたことで、さらなる期待が寄せられる「IBIS2」は、今後も多くの現場での活躍が期待されます。
株式会社Liberawareの詳細な情報や新たなサービスについては、公式ウェブサイトやSNSをチェックしてみることをお勧めします。安全で快適な生活を支える技術が、あなたの身近にも広がることを願っています。
 
