IGNITIONとミンナのミカタHDが手を組み昨今の障がい者支援に革新をもたらす
株式会社IGNITION(千葉県袖ケ浦市)と、株式会社ミンナのミカタホールディングス(栃木県鹿沼市)が障がい者就労支援において新たなパートナーシップを締結しました。このコラボレーションは、従来の枠を越えた革新的なモデルを生み出すことを目的としています。両社の専門知識とリソースを組み合わせ、障がいのある方々に多様で高付加価値な就労機会を提供する計画です。
背景と目的
障がい者の就労支援においては、依然として工賃水準が低いことが課題です。企業は支援事業所を安価な外注先として捉えることが多く、事業所自身も低賃金の仕事に依存せざるを得ません。この状況は、障がいのある方々の経済的自立を阻むだけでなく、彼らの能力を十分に活かせていないことを浮き彫りにしています。厚生労働省の資料によると、障がい者数は増加傾向にあり、支援が急務とされています。
IGNITIONは持続可能な食料生産をアクアポニックスを通じて推進し、ミンナのミカタHDは全国規模の就労支援ネットワークを持ち、障がい者の社会的自立を支援しています。両社の共通の志は、共存・共創の社会を実現し、障がいのある方が社会の一員として輝くことです。
パートナーシップの狙い
この提携により、以下を実現することを目指します。
1.
企業と支援事業所の意識改革: 障がいのある方々が企業の「社員の一員」となる可能性を示し、就労支援事業所にも自主的な収益モデルの重要性を伝えます。
2.
持続可能な社会の確立: アクアポニックスと福祉を連携させ、SDGs達成にもつながる食料問題、環境問題、健康問題に取り組みます。
3.
新たなビジネスモデルの構築: 就労支援事業所が主体的に市場に価値を提供するモデルを推進し、持続可能な就労支援エコシステムを実現します。
期待される成果
本提携を通じて期待される成果には、障がい者の工賃水準向上、働き方の選択肢提供、障がい者雇用の質改善などが含まれます。さらに、アクアポニックスを利用した福祉モデルの全国展開を目指し、地域社会の活性化にも寄与します。
関係者の想い
ミンナのミカタHDの代表取締役、兼子紘子氏は、「障がいのある方々には無限の可能性がある」とし、自社の掲げるミッションへの確信を語ります。IGNITIONの代表取締役、佐藤吏氏も、障がいの有無にかかわらず全ての人々が持つ可能性を信じており、この提携が新たな希望をもたらすと話しています。
会社概要
株式会社ミンナのミカタホールディングス
- - 代表者: 兼子 紘子
- - 本社所在地: 栃木県鹿沼市
- - 事業内容: 障がい者就労支援事業の運営等
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株式会社IGNITION
- - 代表者: 佐藤 吏
- - 本社所在地: 千葉県袖ケ浦市
- - 事業内容: アクアポニックス事業等
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この新たな出発が、障がい者が自らの力で価値を創造し、社会との共栄を果たす未来を切り拓くことを期待しています。