医療現場の滅菌保証向上を目指す新たな協業
最近、SALWAYと鴻池メディカルの二社が連携を開始し、医療現場における滅菌保証の質の向上を目指す取り組みがスタートしました。この連携は、医療機関での滅菌品質を確保するための重要な一歩です。医療においては、感染予防が何より重要で、滅菌保証はその根幹を成すものとなります。
滅菌保証の2つのプロセスとは?
滅菌保証は、主に2つのプロセスから構成されています。一つ目は「バリデーション」、これは無菌性を確認するための試験で、特に滅菌が難しい器材を使用してその工程が適切に行われているかを確認します。この試験を通じて、無菌性の保証水準であるSAL≦10⁻⁶が達成できるかどうかを検証します。もう一つのプロセスは「日常モニタリング」。これは日々の滅菌作業が、バリデーションを通じて確認された工程に沿って実施されているかをチェックするものです。
現状の課題と実態調査
しかし、全国の医療機関を対象に行った実態調査によれば、最も広く使用されている高圧蒸気滅菌器において、バリデーションを実施していると回答した施設はわずか33%にとどまっています。この低い実施率の背景には「実施方法が不明」「必要な器具や設備がない」「予算の確保が困難」といった理由が挙がっており、特に「マスター製品の選定」が難しいという声が多く寄せられたとのことです。
連携の要点:行動のサポート
鴻池メディカルは、全国の医療機関に対して滅菌業務を代行しており、豊富な器材データを保有しています。一方SALWAYは、滅菌作業に必要な製品の販売を行い、試験実施の支援も行っています。この連携を通じて、鴻池メディカルから提供される器材データを基に、SALWAYが実施する検証試験が行われます。
この試験によって、マスター製品の選定をサポートしやすいバリデーション方法を確立し、医療機関がより適切な滅菌工程を順守できるように提案していく予定です。また、この結果として得られたデータは鴻池メディカルと共有され、全国の医療機関の滅菌保証の質の向上へと結びつけられる見通しです。
企業の理念と展望
現在、医療業界は絶えず変化していますが、鴻池メディカルは145年以上の歴史を誇り、医療機関や教育機関向けのサービスを提供しています。また、ウェブサイトでは再生処理の知識や医療業界のオピニオンリーダーへのインタビューなども発信し、業界に対する理解を深めるための情報を提供しています。
SALWAYもまた、現場で使用される選りすぐりの製品を提供しながら、再生処理部門を強力にサポートしています。医療機関にとって、実際に役立つ有用な情報や製品を提供することで、より安全な医療環境を作り出すことが目標です。
この新たな連携によって、医療の安全性と品質の向上が期待され、患者や医療従事者の信頼を守るための礎となることが期待されています。