岡山大国際シンポ
2025-12-20 23:15:23

岡山大学が国立六大学連携コンソーシアムと台北大学連盟の国際シンポジウムを開催

岡山大学での国際シンポジウムの概要



2025年12月5日、岡山大学津島キャンパスの共創イノベーションラボ(KIBINOVE)で、国立六大学連携コンソーシアムと台北大学連盟によるジョイントシンポジウムが開催されました。このイベントは、研究交流の促進とネットワークの強化を目的にはじまり、ハイブリッド形式で実施され、多くの研究者や学生が参加しました。

シンポジウムの背景



国立六大学連携コンソーシアムは、千葉大学、新潟大学、金沢大学、岡山大学、長崎大学、熊本大学の6つの大学の協力によって設立されました。台北大学連盟も台北医学大学、国立台北科技大学、国立台北大学、国立台湾海洋大学の大学から成り立っています。両者は2020年に国際交流協定を締結し、友好的な関係を築いてきました。

今回のシンポジウムは、その取り組みの一環として行われ、5回目を迎えました。開会の挨拶では、岡山大学の那須保友学長がシンポジウムのテーマ“Towards Sustainable Societies: Greening Education and Nature-Based Solutions”について説明し、持続可能な社会の重要性を強調しました。このテーマは、国際的な教育の理念である「ESD for 2030」に基づいて選定されています。

基調講演と発表



シンポジウムでは、国立台北科技大学の王錫福学長による挨拶の後、岡山大学の藤井浩樹教授が基調講演「Getting Asian Learners Climate-ready: A Transformative Initiative in Education」を行いました。この講演では、アジアの学生が気候問題に対処できるように教育をどのように変革するかについての提案がされました。

また、岡山大学からは勝原光希助教が“How can we measure human-nature interactions and biocultural diversity?”というテーマで講演し、シンポジウムに参加した研究者たちがそれぞれの研究成果を発表し、参加者間で意見が交わされました。

学生の役割



今回のシンポジウムでは、国立六大学連携コンソーシアムの一員として岡山大学から参加した学生、清宮琴々奈さんと淵上遥奈さんが学生モデレーターとして司会を務めました。この学生の参加は、若い世代の意見が議論される重要な機会となりました。

加えて、シンポジウムの後にはユースセッションが催され、参加した学生たちがグループに分かれて「学生として何ができるか」をテーマに活発な議論を行いました。彼らの提案は、持続可能な社会の実現に向けた新たな具体策として、今後の活動に期待が寄せられるものとなりました。

学生交流の重要性



シンポジウム当日、学生交流協定の署名式も行われました。これは、両コンソーシアム間での学生交流をさらに推進するためのステップとして位置づけられています。この協定のもとで、将来的に学生たちが国際的な環境で学び合う機会が増えることが期待されています。

今後の取り組み



岡山大学では、持続可能な発展を追求し、地域や社会と連携しながら課題解決に向けた教育や研究を進めていく方針です。地域中核・特色ある研究大学としての役割を果たし、世界に向けて発信していく岡山大学の今後の展開に注目したいと思います。


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