未来を描く子どもたち
2025-08-25 11:07:59

広島とルワンダの子どもたちが描く平和への未来とは

広島とルワンダの子どもたちが描く平和への未来



特定非営利活動法人なかよし学園は、2025年8月19日から24日までの間、ルワンダ共和国で幅広い教育活動を行いました。この活動は、広島県の教育者と連携し、現地の子どもたちを対象とした模範授業を実施するものであり、国際的な交流を深める貴重な機会となりました。

ルワンダ:復興の象徴



ルワンダは1994年のジェノサイドからの復興を遂げ、「アフリカの奇跡」と称されています。同国の教育現場において、新たな未来を描くために努力する様子が伺えます。今回、なかよし学園のメンバーは、Kibagabaga SchoolやGashike Primary Schoolなどで、広島の小学校教員とともに教育を通じての国際交流を進めました。

例えば、三次市立みらさか学園の瀬尾駿介教諭は、算数の授業で日本独自の体験型の教育方法を取り入れ、現地の子どもたちに新しい学びの楽しさを伝えました。瀬尾教諭の授業では、つまようじやスポンジを使い、視覚的かつ体感的に立体の形を学ぶことができます。Kibagabaga SchoolのTheophile教諭も、この授業を通じて自身の教育が広がることに感謝の意を表しました。

遊び心で編む算数と理科の授業



一方、八次小学校の金子真代教諭は、低学年向けの理科の授業を手がけ、静電気やタングラムを通じて遊び心を持った学びを提供しました。日本の遊びを通じて現地の子どもたちにも楽しさを伝え、自己表現を促します。生徒たちは、初めての日本の教育体験に対する興味を示し、笑顔をたたえました。

平和の絵を通じた交流



本プロジェクトの一環では、広島市特別支援学校の生徒が制作した「平和ポスター」がルワンダのキガリ・ジェノサイドメモリアルや現地の学校に寄贈されました。さらに、ルワンダの児童と共に製作したポスターが日本に持ち帰られ、広島市に再び贈呈される予定です。このような取り組みは、日本とルワンダの子どもたちが、負の歴史を乗り越えて未来を共に描く象徴的な出来事となりました。

困難を乗り越えるための手洗い習慣



なかよし学園では、手洗いの重要性を教えるための「AOGA SOAP」を開発し、手洗い授業に活用しました。この授業では、衛生習慣の大切さを体感するため、現地の子どもたちに実際に手を洗ってもらい、清潔感を実感してもらう取り組みも行われました。

音楽とアートでつなぐ平和教育



なかよし学園のメンバーたちは、キガリにある団体「African Mirror」とも協力し、音楽やアートを通じて平和教育を行いました。国際的な問題をテーマにしたダンスパフォーマンスや、リサイクルプロジェクトも展開され、参加者たちの心に平和のメッセージが響きました。

未来を共に築く



代表理事の中村雄一は、両国の教育を通じた交流が未来への希望であると述べました。日本とルワンダの子どもたちが互いに学び合い、友情を育む姿は、平和な未来を確かなものにするための第一歩です。なかよし学園は今後も、国際的な協力のもと、教育を通じた平和の実現に向けた取り組みを続けていく考えです。

このような活動は、国境を越えた友愛と共感を育み、未来の世代に美しい平和な世界を引き継ぐための重要な一歩であるのです。


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