神田外語大学と千葉県、官学連携協定を締結
2025年10月14日、千葉市の神田外語大学が千葉県と官学連携協定を締結しました。この協定は、「千葉県多様性が尊重され誰もが活躍できる社会の形成の推進に関する条例」の基本理念に基づき、多文化共生と外国人の活躍を促進し、活力ある千葉県の実現に寄与することを目的としています。
協定締結の背景
神田外語大学は1987年に設立され、国際交流と教育を通して地域と連携してきました。これまでの38年間にわたり、地域住民と共に活動を行ってきた大学が、今後もさらなる連携を深め、地域における多様性に富んだ社会の実現に向けて共に進むことが期待されています。
協定式の詳細
協定締結式は千葉県庁本庁舎5階の大会議室で行われ、千葉県知事の熊谷俊人氏と神田外語大学学長の宮内孝久氏が出席し、協定の内容を確認しました。この協定は2025年10月から2026年3月31日までの期間とし、必要に応じて一年ごとに延長することが可能です。
協定の主要内容
協定には以下の4つの主要なポイントが含まれています。
1.
学校教育に関すること
外国人児童生徒への支援強化を目的として、教育相談員制度の整備に神田外語大学が協力します。大学生による支援活動やフォローアップを進め、多文化共生社会を支える人材を育成します。
2.
市町村における課題解決に関すること
四街道市ではアフガニスタン人を始めとした外国にルーツを持つ人々の生活課題調査を行い、地域の実情に基づいた支援策を検討します。これにより、地域住民の孤立を解消する取り組みも実施されます。
3.
防災に関すること
災害時における外国人のリスクを軽減するための防災講座を開講し、情報発信や避難行動についての教育を行います。修了生は地域の災害情報の発信にも協力し、地域貢献に繋げていきます。
4.
その他必要と認めること
他にも、地域への貢献を図るための事業が遂行されます。
具体的な実施事業
協定に基づく実施事業としては以下の内容が予定されています。
- - 「外国人児童生徒等教育相談員」制度への学生の参加
- - 四街道市との共同での外国にルーツを持つ市民に関する研究
- - 災害時の外国人支援についての学生インフルエンサー養成講座の開催
神田外語大学の使命
神田外語大学は「言葉は世界をつなぐ平和の礎」という理念のもと、国際社会で活躍できる人材の育成に取り組んでいます。キャンパス内では、様々な言語や異文化理解を促進するための教育が行われており、実践的なスキルを養う環境が整っています。
さいごに
この協定によって、神田外語大学と千葉県が力を合わせて多文化共生社会の実現に向けた具体的な施策を展開し、地域の発展に寄与することが期待されています。今後の取り組みに注目です。
詳しい情報は、
神田外語大学の公式サイトや、
千葉県の公式サイトをご覧ください。