ハイドロヴィーナスの挑戦
2025-09-07 17:19:17

岡山大学発ベンチャー『ハイドロヴィーナス』がSDGs推進表彰を受賞し未来を発表

岡山大学とハイドロヴィーナスの新たな挑戦



岡山大学が2024年度のSDGs推進表彰を受賞した際、特に注目を集めたのが、大学発のベンチャー企業、株式会社ハイドロヴィーナスの取り組みです。本稿では、ハイドロヴィーナスが推し進める持続可能な水力発電技術「Hydro-VENUS」について詳しくお伝えします。

SDGs推進表彰とは



SDGs推進表彰は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の理念を実践し、地域社会や国際社会への貢献が期待される団体や個人を表彰する制度です。岡山大学では、教育、研究、その他職場貢献、学生グループの4分野で選定し、今回の表彰では5組の団体が受賞しました。その中で「研究分野」において優秀賞を獲得したのが、環境生命自然科学学域の比江島慎二教授と、ハイドロヴィーナスの上田剛慈代表取締役です。

ハイドロヴィーナスが提案する技術



株式会社ハイドロヴィーナスが展開している「Hydro-VENUS」は、水流を利用して半円柱型振り子を振動させ、発電を行う新しい水力発電のシステムです。この技術は従来のプロペラを使用せず、製造コストの低下や維持管理の容易さを実現しています。上田代表は、「Hydro-VENUSはエネルギーを生むだけでなく、地域社会での実用性や環境保全にも貢献する」と語り、技術の社会的意義を強調しました。

大学発ベンチャーとしての強み



ハイドロヴィーナスは岡山大学発のベンチャー企業であり、特殊な教育的つながりを持っています。少人数のチームでありながらも、大学という強力なバックボーンを活かして、地域での存在感を示しています。上田代表は、「他の企業にはない、大学との連携や研究者とのネットワークが、我々の強みである」とコメントしました。

学長からのエール



岡山大学の那須保友学長は、ハイドロヴィーナスの取り組みについて「夢のある話で今後の活躍に期待している」と述べました。大学としての寄附や支援を惜しまないという意向を示し、今後もこのような取り組みの場を増大させていくことを望んでいます。

まとめ



岡山大学とハイドロヴィーナスの連携によるSDGs推進の取り組みは、地域社会における持続可能な未来の構築に寄与するものと期待されています。水力発電技術「Hydro-VENUS」は、地域の持続可能性と環境保全を同時に叶える可能性を秘めており、今後の展開にも目が離せません。これからも地域に根ざした研究大学としての生き抜き、共育共創の精神を貫く岡山大学の活動に注目したいと思います。


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