不正送金調査短縮
2025-07-23 13:49:25

GOODREI、暗号資産追跡ツールで不正送金調査の時間を大幅短縮

GOODREIが実証したPangoLinkの効果



株式会社GOODREI(東京都中央区)は、暗号資産の追跡ツール「PangoLink(パンゴリンク)」の性能検証を完了しました。その結果、このツールを使用することで、仮想通貨の不正送金を追跡する際の調査時間を約70%短縮できることが明らかになりました。これは、特に急増する仮想通貨関連の不正事件に対抗するための重要な進展です。

仮想通貨の普及と不正送金



近年、ビットコインやイーサリアムといった暗号資産の使用が広がりを見せる中、不正アクセスや詐欺による流出事件も増加しています。警察庁のデータによれば、2024年には不正送金被害の中で、約32億円が暗号資産交換業者の口座に送金されていると報告されています。これにより、資金の流れを把握する必要性が高まっています。

これまで、資金の追跡にはブロックチェーンエクスプローラーが多く使われ、手動での調査が一般的でした。しかし、その作業には長い時間と専門知識が必要でした。特に不正資金が洗浄される場合、追跡は極めて困難です。

PangoLinkの検証プロセス



GOODREIは、過去の流出事件に基づき、PangoLinkを使用して効率的に資金の流れを可視化する方法を検証しました。具体的には、以下のステップで行われました。

1. 関連取引の抽出
被害アドレスの取引履歴から、被害発生時刻に近い取引を抽出。
- 手動追跡の手法では、目視で確認しつつ該当取引を特定。
- PangoLinkを使用すると、日時と金額を指定することで迅速にフィルタリングが可能。

2. 取引の可視化
抽出した取引を整理し、後続の調査の基盤を作成。
- 手動の場合、表計算ソフトに記録。
- PangoLinkではクリック操作だけで自動的に関連性をグラフ化。

3. 重要アドレスの選定
抽出した取引の中から追跡すべきアドレスを選定し、調査を継続。

検証結果とその意義



検証では、PangoLinkと手動追跡の所要時間を比較しました。結果、全体で約70%、特に資金の流れの可視化においても約74%の時間短縮が実証されました。

この短縮効果により、実際の調査現場において初動対応の早さやリソースの効率的な活用が期待されています。特に大規模な調査では、PangoLinkの有用性がさらに際立つことが予想されます。

PangoLinkの特長



PangoLinkは、Blockchain Security社によって開発されたツールで、暗号資産の追跡と分析に特化しています。直感的な操作や自動処理機能により、専門的な知識がないユーザーでも簡単に使用できる設計です。複数のブロックチェーンに対応しているため、様々な暗号資産を一つのインターフェースで扱えます。

まとめ



GOODREIによるPangoLinkの検証結果は、今後の暗号資産に関連する不正調査の進行をスムーズにし、迅速な対応を可能にします。興味のある方は、ぜひPangoLinkに関する情報をご覧下さい。

詳細やデモの依頼は、GOODREIの公式サイトを通じてお問い合せが可能です。

会社情報



株式会社GOODREIはデジタルフォレンジックの専門企業であり、暗号資産に関する問題解決を提供しています。詳しくは公式ウェブサイトを訪れて下さい。


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