戦略的展開を見せる東京衡機エンジニアリング
2025年11月26日(水)から28日(金)まで、幕張メッセにて開催される「鉄道技術展2025」に、東京衡機エンジニアリングが出展します。このイベントには、岡田電機株式会社や株式会社アゲオとの共同ブースが設けられ、鉄道インフラの安全性や快適さ、環境への配慮を重視した製品群を展示する予定です。
展示内容と革新技術
東京衡機エンジニアリングのブース(6ホール B-38)では、特に注目される2つの技術が紹介されます。まず、トルク管理が不要な革新的な「ゆるみ止め技術」。これには、内蔵スプリングが作動し、振動や衝撃によってナットが緩むのを防ぐ「スマートハイパーロードナット」が含まれます。従来の製品とは異なり、専用工具を使わずに繰り返し使用可能で、施工も容易なため、都市インフラの各所での導入が進んでいます。この技術を鉄道インフラに応用することで、さらなる安全性を実現することを目指しています。
次に、東京衡機試験機の展示内容として、DIC計測機能を搭載したELA試験機が挙げられます。この試験機は、荷試験中に試験片の表面をデジタル画像相関法(DIC)を用いてリアルタイムで可視化し、局所ひずみや変形を数値として把握できる優れた機能を持っています。これにより、解析と実測を同時に進行できる最新のデジタルツイン試験が実現され、材料開発や製品評価の精度が飛躍的に向上します。
出展の目的と対象
東京衡機エンジニアリングは、この展示会を通じて、鉄道や軌道設備の設計、施工、メンテナンスを行う企業や、車両・設備メーカー、サプライヤー、研究機関といった幅広い業種の関係者に向けて、自社技術のさらなる認知度向上と商談を目指しています。また、技術者の方々に対しては、省力化や保守コストの削減、安全性の向上を図るソリューションとしてアプローチする考えです。
東京衡機エンジニアリングについて
東京衡機エンジニアリングは、100年を超える歴史を有する東京衡機グループの一員であり、社会インフラを支える「締結・ばね・計測」技術の専門企業です。主にボルト・ナットの緩み止めに特化した技術を提供し、橋梁や道路、トンネルなどのインフラにおける安全性向上に貢献しています。高耐久性と高信頼性を兼ね備えた製品を通し、「見えない安全」を支えるパートナーとして、地域社会への貢献を果たしています。
企業情報
- - 会社名:株式会社東京衡機エンジニアリング
- - 所在地:神奈川県相模原市緑区三井315番地
- - 設立年:2017年3月
- - 事業内容:ゆるみ止めナット・スプリング、特殊バネなどの製造・販売
- - ウェブサイト:東京衡機エンジニアリング公式サイト
鉄道技術展2025では、東京衡機エンジニアリングの革新的な技術によって、私たちの日常生活を支えるインフラの未来を感じることができるでしょう。ぜひ、会場に足を運び、その目で最新技術を体験してください。