千葉の新しい広告モデルに注目
一般社団法人Inclusive Wisが提案した「Web3を活用し市場に価値を与える産学連携による広告概念改革」が、千葉県が主催した「第11回ちば起業家ビジネスプラン・コンペティション(CHIBAビジコン2025)」で評価され、株式会社地域新聞社から「ちいき新聞賞(サポーター賞)」を授与されました。この受賞は、広告マーケティングの分野が一方向型から双方向型へシフトする時代における新しいモデルの可能性を示しています。
受賞が意味すること
株式会社地域新聞社からは、プロモーションやマーケティングの構造が変化していることがコメントとして伝えられました。従来の方法では情報が一方通行であり、顧客との関係性も希薄でした。この新しいプランは、より効果的なマーケティングの可能性を秘めており、導入企業が増加する期待が持てます。Inclusive Wisの提案は、単なる配信からインタラクティブな関係を築くことを狙っています。
事業の詳細とその背景
Inclusive Wisは、Web3技術を活用して広告支援事業を展開しています。この新しいアプローチは、従来の広告に存在する「情報の一方通行」「顧客との関係性の希薄化」「広告効果の不透明さ」といった問題に対処するものです。
具体的には、企業が独自のトークン(ポイント)を生活者に提供し、それを基にDAO(分散型自律組織)型コミュニティへの参加を促進します。この仕組みにより、企業と消費者は継続的に繋がり、広告費を単なる支出としてではなく、長期的な顧客関係資産として捉えることが可能になります。
新市場創出の可能性
日本の広告市場は約7.3兆円、そのうちインターネット広告が約3.3兆円を占めています。このモデルは、デジタル広告の一部がトークン型のコミュニティマーケティングへとシフトすることで、数千億円規模の新市場創出が期待されています。また、サブスクリプションやファンマーケティング市場、CSR/ESG投資市場とも強い親和性があり、多様な分野を融合させることでの新たなマーケット形成を目指しています。
収益モデルの革新性
本事業は短期・中期・長期にわたる収益モデルを描いています。短期的には、初期設計やトークン発行支援が中心で、導入企業ごとに年間3000万から5000万円規模の収益を見込んでいます。中期的にはDAO運営からの継続収益が得られ、長期的には金融インフラの構築へと進展が期待されます。これにより、広告支援にとどまらない、金融を含む幅広いビジネスへと成長する可能性が広がります。
地域産学連携の強み
このプロジェクトの最大の特徴は、千葉工業大学との密接な産学連携にあります。首都圏のナショナルカンパニーをターゲットに、「千葉発の次世代マーケティング実証モデル」を全国へと広げるビジョンを持っています。また、障害を持つ当事者家族に焦点を当てた共感型コミュニティを形成することで、社会的な信用を確保し、CSR/ESGにおける導入障壁を下げる狙いがあります。
未来への展望
今後は、導入企業を増加させ、3年後には10〜15社、年間売上3〜5億円を目指しています。そして5年後には、全国で50社以上との取引を行い、年間15億円超の売上を見込んでいます。Inclusive Wisは、広告市場の変革を起点に、企業価値・社会価値・地域価値が循環するWeb3経済圏を築いていく所存です。
障害福祉から生まれる新しい価値を社会に提供し、違いを尊重するコミュニティを育成し続けます。「みんなちがって、みんないい。」という文化を、テクノロジーの力で実現していくビジョンを見据えています。
参考情報
- - 企業名: 一般社団法人Inclusive Wis
- - 代表理事: 玉置志布・古賀直記
- - 連携団体: 学校法人千葉工業大学、JULA出版局
- - 公式サイト: https://inc-w.love