竹富エビ養殖の車海老がスシロー未来型万博店に登場
沖縄の八重山諸島、竹富島で育てられた車海老が、2025年7月2日(水)より大阪・関西万博のスシロー未来型万博店で新たなメニューとして提供されることが発表されました。このコラボレーションは、竹富エビ養殖株式会社と株式会社ユーグレナの共同によるものです。スシロー未来型万博店は、持続可能な水産物に特化した料理を提供することで知られています。
竹富エビ養殖の取り組み
竹富エビ養殖は、過去数年にわたって八重山諸島の自然環境を最大限に活かした車海老の養殖を行っています。彼らの養殖法は、環境に優しい陸上養殖で、特に清潔な海水で育成されている点が特徴です。竹富島には農業用の土地や川がないため、農薬や土壌の流入がなく、非常に清浄な海水環境で海老は育てられています。
さらに、低密度での飼育方法を採用しており、ストレスの少ない環境で育っています。養殖に使用される餌も天然由来の素材を厳選しており、車海老の旨味を引き出すために工夫がされています。このような取り組みにより、健康的で安全な食材が生まれています。
車海老の製造プロセス
ここでの養殖は、広大な養殖池を利用して行われており、なんと東京ドームの1.5倍もある大きさを誇ります。この規模の場所で育てられる車海老は、自然環境を最大限に活かした飼育が可能です。また、収穫後は急速冷凍され、旨味と甘みを閉じ込めた状態で全国に届けられています。特に、マイナス40℃での瞬間冷凍技術を用いることで、鮮度が保たれたまま消費者の元へ届くのです。
サステナブルなビジョン
竹富エビ養殖は、ただ美味しい車海老を提供するだけではなく、持続可能な第一次産業を目指しています。彼らの設計された養殖施設は、排水問題にも配慮され、地元の漁協との協力を通じて「里海」を形成する活動も行っています。このような環境保護への意識が、今回のスシローとのコラボレーションを後押ししました。
ユーグレナ社との連携
竹富エビ養殖は、ユーグレナ社のサステナブルアグリテック事業部と共同で、さらなる研究開発にも取り組んでいます。ユーグレナ社は、微細藻類を利用したサステナビリティの重要性を認識しており、そのノウハウを取り入れることで、より持続可能で高品質な産業の構築を目指しています。
結論
スシロー未来型万博店で提供される竹富エビ養殖の車海老は、美味しさとサステナブルな取り組みが合わさった逸品です。ぜひ、万博の際にはこの特別な海老を味わい、その背景にある努力と環境意識を感じ取ってほしいと思います。なお、竹富エビ養殖は自社のウェブサイトで、新鮮な車海老を通信販売していますので、家庭でもその味を楽しむことができます。詳細は公式サイトをご覧ください。