木更津高専の学び
2025-11-26 14:21:31

木更津高専が実施した橋梁点検学習会で未来の技術者を育成

木更津高専が実施した橋梁点検学習会で未来の技術者を育成



千葉県の木更津市に位置する木更津工業高等専門学校(略称:木更津高専)は、地域のインフラを支える技術者の育成に取り組んでいます。最近、同校環境都市工学科の4年生が国道16号の長須賀高架橋にて「橋梁点検学習会」を開催しました。この活動は、国土交通省千葉国道事務所及び株式会社建設技術研究所の協力で実現し、学生にとって貴重な実地学習の機会となりました。

橋を守る技術への理解を深める


この学習会は、学生が実際に橋梁点検の現場を体験することで、インフラに対する理解を深めることを目的としています。日常的に使用している国道16号の長須賀高架橋で、普段の通行時には気づかない橋の構造や点検の必要性を再認識しました。学生たちは、実際の点検手法を通じて、技術者の役割や責任の重要さを実感することができました。

多様な点検手法に触れる


学習会では、高所作業車を使用した近接目視点検や、ドローンを利用した点検支援技術、さらには反発硬度法や電磁波レーダ法による非破壊検査など、様々な点検技術を体験しました。加えて、VR(バーチャルリアリティ)を用いた点検疑似体験も行われ、学生たちは新しい技術を体感しながら理論と実践をつなぐ機会を得ました。

参加した学生の一人は、「高所作業車に乗って実際に橋を目の前で見ることができ、とても貴重な体験になりました。目視で『うき』を判断できる技術の奥深さに驚きました」とコメントしました。さらに別の学生は、ドローンによる点検の精度に感銘を受けたと述べています。このように、学生たちは技術の最新動向やその実用性に対する理解を深めることができたのです。

経験豊かな専門家からの学び


国土交通省の技術者や株式会社建設技術研究所のスタッフからは、実務に基づいた具体的なアドバイスや、今後のキャリアについての有利な情報提供がありました。社会インフラを支えるための責任感ややりがいを感じることができる貴重な機会となり、学生たちは今後の学びや進路について考える契機となりました。

地域との絆と未来への展望


木更津高専は、産学官連携を通じて地域のインフラ維持管理や防災・減災に取り組む人材の育成を推進しています。今回の取り組みを通じて、学生たちは現場の“リアル”を体感し、技術者としての進路を真剣に考えるきっかけを得ました。

今後も木更津高専は、地域社会に貢献しながら、技術の発展を支える人材を育てる取り組みを続けていくことが期待されています。技術力を磨き未来のインフラを支える人材の成長をサポートするため、様々な学びの場を提供していくでしょう。

高所作業車搭乗での点検体験の様子
ドローン点検体験の様子
VRによる点検疑似体験の様子
電磁波レーダ法による非破壊検査の様子

学校概要


木更津高専は、1967年に創設され、これまでに多くの専門家を輩出しています。国際的な視野を持ち、自分で考え行動する能力を育むことを重視し、地域に貢献する技術者の育成に力を入れています。今後も引き続き、社会のために貢献できる人材の育成に尽力していくことでしょう。


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