千葉県広報研究会が魅力発掘と広報の実践を学ぶ
2025年2月6日(木)、千葉県幕張メッセにてすべての広報担当者が集う「メインセッションvol.1」が催されました。このイベントには、千葉県内で活動する産官学の広報担当者90名が参加し、お互いの知見を共有しながら「地域や会社の魅力の見つけ方」を学びました。
広報の力で地域を盛り上げる
今回の全体研究会は、昨年7月に行われた設立記念会議<オープニングセッション>に続くもので、千葉県広報研究会の中元広之会長は開会の挨拶で、研究会活動の重要性と今後の方針について語りました。
「私が広報の力で地域を強化できると確信しています。皆さんにもこの研究会を一緒に盛り上げ、地域を元気にしてほしい」と中元会長は呼びかけました。この言葉には、参加者の意欲を掻き立てる力があります。
魅力を伝える基調講演
基調講演には、中央省庁で広報を担当した経験を持つ河尻和佳子氏が登場。彼女は「母になるなら、流山市。」というキャッチコピーを使い、流山市の人口増加を促進した方法を紹介しました。講演では、情報過多の社会においてどのように「選ばれる情報」を発信するかに焦点を当て、マーケティングの観点からの情報発信の重要さを説きました。
また、自らの強みや弱みを探りながら、それを広報にどう活かすかという手法も具体例と共に説明され、参加者は新たな視点を得ていました。講演後は、名刺交換が活発に行われ、個別の相談をする姿も見受けられ、学びの場としての機能がしっかりと果たされていました。
広報優秀事業者表彰
イベント中には、「広報優秀事業者表彰」の初回授賞式も行われ、デンタルサポート株式会社と社会福祉法人恵洋会が大賞を受賞しました。この表彰は、広報活動において優れた成果を上げた事業者を表彰するもので、広報担当者たちの士気を高めるために設けられました。
デンタルサポートは「柔軟かつ積極的な広報活動」を展開し、社会福祉法人恵洋会は「採用活動の広報」の新たな方法を導入したことが評価されており、参加者からも拍手が送られていました。
今後のセミナーやイベント
メインセッションの最後には、今後のセミナーやトークセッションの案内がありました。生成AIやプレスリリースの活用法、情報伝達の技術についてのセッションが予定されており、参加者は興味津々で耳を傾けていました。これらの情報は、今後の広報活動に向けたアイディアの豊富な契機となるでしょう。
今後も千葉県広報研究会では年2回の全体研究会を開催する予定で、広報関連イベントは広範なテーマで企画されています。参加は会員限定ですが、新規の会員登録も随時受け付けており、広報の知見をさらに深める機会となることでしょう。
千葉県広報研究会について
千葉県広報研究会は、千葉県内の産官学の広報担当者が集まり、広報に関するスキルや知識を共有し合うコミュニティです。発足以来、多くの仲間が集まり、交流や学びを重ねています。入会は無料で、広報活動のさらなる発展を目指している組織です。