大阪府のファミリーマートにご当地言葉で挨拶するATMが登場!
大阪府が新たに導入した、ユニークなATMサービスが注目を集めています。株式会社イーネットが7月から、大阪府内のファミリーマートなどの店舗に設置したイーネットATMで、ご当地言葉を使った音声サービスを開始しました。このサービスでは、ATMでの取引時に地元の言葉で挨拶をすることで、地域への愛着や温かみを感じられるよう工夫されています。
ご当地言葉での挨拶
ATMカードを挿入する際には、「いらっしゃいませ」という言葉が、そのエリア特有の方言で流れます。また、取引が終了した後には、「ありがとうございました、またお越しください」というメッセージが同様にご当地言葉で届けられます。言葉のバリエーションは、以下のエリアに分かれています。
摂津エリア
- - 設置市町: 豊中市、茨木市、吹田市、高槻市など
- - いらっしゃいませ: いつもお世話んなってます
- - ありがとうございました: ありがとうございます、お気をつけて
大阪市
- - 全24区
- - いらっしゃいませ: まいど、いつもお世話んなってます
- - ありがとうございました: おおきに、ありがとうございました
河内エリア
- - 北・中河内: 東大阪市、枚方市、八尾市、門真市など
- - 南河内: 羽曳野市、松原市、富田林市、河内長野市など
- - いらっしゃいませ: まいど、お世話んなってます
- - ありがとうございました: おおきに、またお願いします
和泉エリア
- - 設置市町: 堺市、和泉市、岸和田市、貝塚市など
- - いらっしゃいませ: まいど、お世話んなります
- - ありがとうございました: おおきに、またお願いしときます
音声の背景
このユニークな音声サービスは、大阪大学大学院人文学研究科の高木千恵教授が監修しており、大阪大学の学生有志が音声を担当しています。地域を代表する言葉でお客様をお迎えすることで、親しみやすさとコミュニケーションの促進を図っています。
導入の背景と展開
2025年5月末時点で、大阪府内には1,067台のイーネットATMが設置されており、そのうちファミリーマートが931台を占めています。このご当地言葉対応ATMは、2012年に沖縄で初めて導入されて以来、広がり続けています。これまでに、宮崎県、高知県、石川県など、20府県で実施されており、今後も地域色あふれるATMサービスの展開が期待されています。
このサービスは、地元の住民や観光客にとっても新たな発見となり、地域の文化を身近に感じる機会を提供しています。また、イーネットの公式ウェブサイトでは、各県ごとのご当地言葉音声を試すことも可能です。
まとめ
大阪府のファミリーマートに設置されたイーネットATMは、地域の暖かさを感じられる魅力的なサービスです。ご当地言葉での挨拶は、訪れる人々に新しい体験と親しみをもたらし、地域活性化にも寄与することでしょう。次回、大阪を訪れた際にはこの特別なATMを体験してみてはいかがでしょうか。