環境に優しい『カーボンニュートラル段ボール』出荷開始でサステナビリティ推進

環境に優しい『カーボンニュートラル段ボール』の登場

株式会社斎藤英次商店が、業界初となる『カーボンニュートラル段ボール』の出荷を開始しました。2025年9月15日にはレンゴー株式会社、9月16日にはいわき大王製紙株式会社に納品が行われ、環境貢献素材の提供に向けた新しい取り組みが本格的にスタートしました。サステナビリティを重視する企業への新たな選択肢が現れたことは、今後の包装資材において重要な節目となるでしょう。

背景にある現状の課題

最近、カーボンニュートラルの実現が世界各国で強く求められています。特に製紙業界では、包装資材に対する需要の増加に伴い、環境への配慮が求められるようになってきました。このような背景から、斎藤英次商店は古紙を活用したリサイクル技術や省エネの取り組みにより、CO₂排出量を実質ゼロにする『カーボンニュートラル段ボール』を開発しました。

これにより、環境に優しい資源の供給が可能となり、脱炭素社会に向けた一歩を踏み出すことができました。

製品のこだわりと特長

新しい『カーボンニュートラル段ボール』は、斎藤英次商店の自社で回収した古紙を使用し、加工過程でのCO₂排出量を抑えることを実現しています。具体的には、回収からプレス加工処理に至るすべての過程でCO₂排出量を実質ゼロにする仕組みが整えられています。また、納品時の輸送においても排出量の算定が行われ、オフセットされることにより、完全にカーボンニュートラルな供給体制が確立されています。

主な特徴

1. CO₂排出量が実質ゼロ
古紙の回収と加工で発生するCO₂を徹底的にオフセットし、環境への影響を最小限に抑えています。
2. 資源の循環を支援
回収から供給まで円滑に循環する仕組みを整え、持続可能な社会の実現に寄与します。
3. 環境価値の提供
企業が選択する素材として環境価値を兼ね備え、価格だけでなく価値を伝えることが可能です。

初出荷の重要性

今回の初出荷により、斎藤英次商店は重要なステップを踏み出しました。初回の出荷は2025年9月15日と16日にて行われ、それぞれレンゴー株式会社といわき大王製紙株式会社に向けて行われました。これは、製紙業界全体での脱炭素化の動きへの貢献となるでしょう。

今後の展望

斎藤英次商店は、今後も国内外の製紙会社との連携を強化し、さらなる環境対応を支援していく考えです。資源循環型社会の実現に向けて、持続可能な原料供給の仕組みをさらに強化し、次世代に向けた道を一層開いていくことでしょう。これらの取り組みを通じて、企業としての社会的責任を果たす姿勢を示し、環境保護に向けた一貫した努力を続けていくことが期待されています。