木更津高専講演会
2025-07-03 13:33:45

木更津高専で開催された「高専キャリアラボ」第5回講演会の様子

木更津高専が実施した「高専キャリアラボ」第5回講演会



2025年6月16日、千葉県木更津市に位置する木更津工業高等専門学校は、「高専キャリアラボ」の第5回講演会を開催しました。このプログラムは、学生のキャリア形成を支援する特別学修の一環として位置づけられており、様々な業種で活躍する経営者を講師として招くことで、学生たちに実践的な知識を提供する目的があります。今年度は全5回の実施が予定されており、今回がその第1回目です。

グローバルに活躍する講師陣



今回の講師としてお招きしたのは、経済同友会会員であり、レノボ・ジャパン合同会社業務執行役員の福田達男氏です。福田氏は茨城工業高等専門学校を卒業後、三重大学大学院や松下政経塾、さらに早稲田大学大学院を経て、株式会社日立製作所やヴイエムウェア株式会社など国内外の大手企業で成功を収めてきました。

さらに、福田氏は国際交流のボランティア活動にも力を入れており、グローバルな視点からキャリア形成についての実体験を共有することに貢献しています。講演中には、多様な業界での経験を基にした具体的なエピソードを語り、学生たちの関心を引きました。

講演内容のハイライト



福田氏の講演では、外資系企業における採用プロセスや職場環境について詳細に紹介され、特に「ジョブディスクリプション(JD)」に基づくスキルマッチングの重要性に焦点が当てられました。その中で、福田氏は「達成可能な目標ではなく、高い目標を設定することが成長につながる」と力強く語り、自己成長のために必要な投資について説明しました。

具体的には、読書やプログラミングの習得、Adobeソフトの使用技術向上、さらにはTOEFLなどの語学スコア改善の重要性を挙げ、自分自身の成長に対する意識を高めることが重要であると訴えました。また、厚生労働省の統計資料を用いて将来的な収入や生活コストについての具体的な数字への理解も促しました。これにより、学生たちは実践的な学びの機会を得ることができました。

さらに、講演中には学生たちが自らの人生のライフチャートを作成するワークショップが行われ、深い理解を促進する素晴らしい機会となりました。参加した学生たちは最初は緊張していましたが、福田氏の親しみやすい語り口に触れることで徐々に打ち解け、積極的に自身の将来に向けた可能性を感じるようになった様子でした。

木更津工業高等専門学校とは



木更津工業高等専門学校は、1967年設立の国立高等専門学校で、56年間にわたり8510名の本科卒業生を輩出しています。これまでも国内外の多様な場面で活躍する卒業生を持つ本校は、国際的視野を持ったエンジニアを育成することを目指しています。

学校では、創造力と実行力を兼ね備えた人材育成に力を入れ、健康な身体と豊かな情操を養い、社会に貢献できる実践的な技術者を育てる教育に取り組んでいます。

これからも木更津高専は、学生たちの未来を切り開く力を育てる取り組みを続けていくことでしょう。


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