共和製作所の挑戦
2025-05-27 12:23:33

株式会社共和製作所が「Japan Drone 2025」に出展、最先端技術を披露

株式会社共和製作所が「Japan Drone 2025」に出展



愛知県碧南市に拠点を持つ株式会社共和製作所が、2025年6月4日から6日にかけて幕張メッセで開催される「Japan Drone 2025」に出展することが発表されました。この展示会では、同社が開発する最先端の複合材を用いたドローン及び空飛ぶクルマのパフォーマンス向上技術をお披露目します。

CFRPおよび複合材の魅力


共和製作所では、「未来の素材」として注目されるCFRP(炭素繊維強化プラスチック)やNFRP(天然繊維強化プラスチック)の革新技術を紹介します。特にCFRPは、その振動減衰性能に優れ、従来の金属素材に比べてはるかに軽量で、高強度を実現しています。これにより、ドローンや空飛ぶクルマの運行において重要な精密機器の性能を安定させることが可能です。

振動対策用の補助材料

出展品の一つには、機体の振動対策用の補助材があります。NFRP製のモーターマウントや複合材サンドイッチプレート製のワッシャーを用いた製品が登場予定です。これにより、フレームから伝わる不要な振動を効果的に吸収し、精密機器と機体の安定性を向上させることが期待されています。試験は愛知県刈谷市のあいち産業科学技術総合センターで行われ、その結果も展示会で紹介される予定です。

水陸両用クローラーの進化

さらに、災害現場で活躍が期待される遠隔操作の水陸両用クローラーの試作部品も展示されます。この技術は、CFRPパイプと特殊ウレタンを組み合わせた新しいもので、軽量かつ強固で、浮力や衝撃への耐性にも優れています。これにより、災害救助の効率が大幅に向上することも期待されます。

CFRP製リブによる新たな可能性


共和製作所が提案するもう一つの革新技術は、CFRP製の「リブ」です。航空機やVTOL型ドローンに不可欠な部品となるこのリブは、従来の金属製では捉えきれなかったことを実現します。CFRPを用いることで、以下のような特長が生まれます:

  • - 形状安定性:温度変化に強く、いつでも安定した形を保つ。
  • - 耐久性:繰り返し使用に耐え、小さな亀裂からも守られる。
  • - 軽量化と高剛性:機体の軽さを損なわず、必要な強度を維持。

これにより、機体の性能向上が期待できるのです。

あらゆる複合材技術の展開


共和製作所は展示会において、高耐熱性樹脂からリサイクル製CFRPまで、様々な複合材料の加工品も展示します。1/100mmまで追求される独自の精密加工技術により、部品の固定や精密な形状形成が可能です。この技術力があれば、他にはない新たな価値を製品に付加できます。

共和製作所の強み


共和製作所は、複合材の精密加工に特化した技術力や、ドローン、空飛ぶクルマ部品の製作において豊富な実績を持ち、これらの技術を通じて日本の製造業の発展に寄与することを目指しています。また、ドローンに関する様々な資格を持ち、技術供与や製品開発においても力を入れています。

展示会の概要


  • - 展示会名: Japan Drone 2025
  • - 期間: 2025年6月4日(水)〜6日(金)
  • - 会場: 幕張メッセ
  • - ブース番号: BI-18

最先端技術の展示を通じて、共和製作所のビジョンと技術力をぜひ体感してください!


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