袖ケ浦で農業体験!田んぼの学校と農作業体験の取り組み
千葉県袖ケ浦市に位置するひらおかの里農村公園では、地域の子供たちとその家族を対象にした「田んぼの学校」と「農作業体験」が令和7年度より実施されます。この取り組みは、農業の重要性や地域の文化、歴史を体感してもらうことを目的としており、さまざまな活動を通じて多くの市民に農業の魅力を伝えようとしています。
農業を学ぶ「田んぼの学校」
「田んぼの学校」は、主に市内の小学生を対象とした活動で、約420人の5年生が参加します。このプログラムでは、米作りを中心にした年間の農業体験が用意されています。具体的な行事内容は以下の通りです。
1.
田植え(4月22日〜5月8日)
昔ながらの手法で苗を植える体験が行われます。参加者は、農業の基礎中の基礎を学ぶことができます。
2.
田の草取り(6月5日〜12日)
昔の農具を使って、田んぼの草を取り除きます。この作業は、農業をする上で欠かせない重要な工程です。
3.
稲刈り(9月2日〜11日)
成長した稲を鎌で刈り取り、実際の収穫を体験します。米作りの大変さと喜びを感じる瞬間でしょう。
4.
お飾り作り(12月2日〜12日)
正月用のお飾りを作成します。この活動は、地域の伝統文化を肌で感じる貴重な機会となります。
学期ごとに行事は設定されており、参加する学校ごとに具体的な日程が決まります。
また、公募により選ばれた市内外の23家族が参加する農作業体験も大変人気です。家族で田植えや稲刈り、さらにはかかし作りに挑戦するなど、楽しみながら農業に触れあうことが可能です。特に、家族でのかかし作りは、出来上がった作品を田んぼに飾り、多くの来場者の投票によって「かかしの人気投票」も行われます。
このような活動を通じて、家族や学校、地域住民が一体となり、農業への理解を深め、地域の絆を強めることが期待されています。
幼児も参加できる農作業体験
さらに、袖ケ浦市内の保育所や幼稚園の約410名の園児たちも参加できる農作業体験が用意されています。この活動では、サツマイモやジャガイモの植付け及び収穫の体験があります。
1.
サツマイモ植え(5月14日〜16日)
子供たちがサツマイモの苗を植え、土に触れながら作物の成長を楽しむ瞬間です。
2.
ジャガイモ掘り(5月27日〜30日)
自分たちが植えたジャガイモを丁寧に掘り起こすことで、収穫の喜びを体感します。
3.
サツマイモ掘り(10月7日〜10日)
また、今度はサツマイモの収穫も行います。
4.
ジャガイモ植え(令和8年2月12日〜17日)
再びジャガイモの種イモを植える予定です。
これらの活動を通じて、子供たちは農作業の大切さを学び、自然への感謝の気持ちを育むことができるでしょう。
ひらおかの里農村公園がもたらす経験
ひらおかの里農村公園は、豊かな自然環境と歴史的背景を持つ貴重な場所です。公園内には、管理棟や休憩室、風車、水車などの施設が整備されており、それらを活用した多彩な体験活動が展開されます。
地域住民が集い、農業を通じてたくさんの学びや出会いを得られるこの取り組みは、正に地域活性化の一環として貴重な価値を持っています。今回の「田んぼの学校」と「農作業体験」を通じて、農業の未来を担う子供たちの成長が期待されます。ぜひ、袖ケ浦を訪れた際には、この素晴らしい体験に参加してみてください。