地域教育フェスCHIBA で考える未来の教育
2025年6月7日(土)、千葉市にて「地域教育フェスCHIBA」という無料イベントが開催されます。このイベントは、地域の教育課題に焦点を当て、不登校問題をはじめとした現代の教育状況を考える機会となります。
不登校問題の現状
2023年度、全国の小中学校において不登校の児童生徒数は過去最多となり、34万6482人に上りました。この中でも千葉市における不登校の児童数は、平成24年度の785人から令和5年度には2,142人と、驚くほどの増加を見せています。特に小学生においては930人、中学生においては1,212人が不登校の状態にあると言われており、形として見える数字以上に、潜在的な不登校者が多く存在することも指摘されています。これは、行き渋りや忘れ物、集団行動の難しさを感じている子どもたちが増えていることにも関連しています。
近年、発達障害に関連する課題(集団行動への不安や友人関係の構築の難しさ)が急増しており、これらもまた不登校の背景にある重要な要因です。教育や学力向上は親子にとって常に大切なテーマであり、解決策を模索する動きが求められています。
地域教育フェスの目的と内容
「地域教育フェスCHIBA」は、地域教育フェス実行委員会によって運営されます。このイベントの中心となるのは、専門家によるトークセッションです。教育課題の解決に向けた対話を促すことで、参加者全員が協力して未来の教育を築いていくことを目指しています。
開催概要
- - 日時: 2025年6月7日(土)
- - 場所: 千葉県教育会館 本館 303会議室 (千葉市中央区中央4丁目13-10)
- - 入場無料: 入退場は自由ですが、入場者が多くなった場合には事前申込優先となります。事前申込はこちらから可能です。
トークセッションの内容
トークセッションは2部構成で行われます。
- 村上健太氏 (ひきこもり不登校支援人材育成協会認定相談指導員)
- かもんまゆ氏 (不登校親子サポート主宰)
- - 第2部: 「子どもの人生の主人公は子どもです」
- 辰由加氏 (NPO法人Smileup代表)
- モデレーター: 藤山優里(地域教育フェス実行委員長)
講演内容と出店ブース
トークを聞いた後は、参加者同士でのディスカッションや、現場で直面する課題についての意見交換が行われます。加えて、教育相談ブースや体幹安定のためのカラー診断ブースなども設けられており、子どもも大人も楽しむことができる小さなスペースも魅力のひとつです。
みらい教育箱の設置
今回のイベントでは、参加者からの教育への意見や要望を集める「みらい教育箱」も設置されます。これは、千葉市における教育に関する意見や、講師への質問、さらには具体的な提案などを自由に投稿できる場です。自分の考えを直接反映させるチャンスでもありますので、是非積極的に参加したいところです。
まとめ
教育に関心がある方はもちろん、子どもたちの未来を真剣に考える皆さんにぜひ参加していただきたいイベントです。千葉市の教育問題を皆で考え、 solutionsを模索していく一歩となるこの機会をお見逃しなく!