岡山大学のAIセミナー
2025-09-13 17:53:17

岡山大学が国連大学でAI活用の可能性を探るセミナー開催

岡山大学が国連大学で行ったAI活用セミナー



2025年9月2日、岡山大学から香田将英准教授と横井篤文副学長が、国連大学サステイナビリティ高等研究所が主催したセミナー「Human-Centered Approach to AI in Higher Education」に登壇しました。このセミナーは、アジア開発銀行(ADB)と連携した専門能力開発プログラムの一環として開催され、アジア各国の政府関係者や教育リーダーが集まり、AIの活用方法や課題について議論しました。

このイベントは、教育・研究・大学経営におけるAIの活用を促進する場であり、参加者は倫理性や包摂性、そして人間中心性の観点から活発に意見を交わしました。日本の大学からも専門家が集まり、数理・データサイエンス・AIに関する先進的な取り組みが紹介され、最新の成果や改善策についての議論が行われました。

香田准教授の発表内容



香田准教授は「AI-simulated patient interactions」と題し、AIによる患者面接シミュレーション技術を発表しました。このシステムでは、AIが患者の役割を果たし、医学生は実際に医療面接を訓練できる環境を提供します。このシミュレーションは、学生が失敗を恐れず学ぶことを可能にし、また患者役として学生がAIと対話することで、より深い共感を得られるとのことです。

さらに香田准教授は、学生同士の協力を通じてAIと対話する方法を提案し、学びが多角的になることを期待しています。参加者はこのデモ版を体験し、AIによる学びの環境作りや共感力向上の効果を高く評価しました。

横井副学長の見解



一方、横井副学長はアジア各国の教育関係者との対話セッションに参加し、岡山大学におけるAI活用とその方針を紹介しました。転載はしつつも、UNESCOによる倫理的で包摂的なAIの実現に向けた国際的な指針作成への貢献に言及しました。

特に、先進国で開発されたAIが文化的に中立ではないという問題に触れ、アジアやASEAN地域におけるAI開発の必要性を強調しました。今後は国際的な協力や共同研究の重要性について活発な意見交換を行い、岡山大学としての役割を確認しました。

未来への展望



岡山大学は、地域社会や国際社会と協力し、AIを活用した教育内容をさらに発展させ、持続可能な技術革新を進めることを目指しています。倫理的かつ包摂的なアプローチを踏まえ、地域と地球の未来を共に考える大学としての期待が高まります。

引き続き、岡山大学の取り組みにご期待ください。


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